わたしでも知っている漫画家さんが自死されたという。昨夜ニュースをみてからずっとそのことを思っている。どうして余計な労働や余剰な価値の生産のために、もっと尊い人間の想いが無視され、踏みにじられることができるのだろう。資本主義よりも前からあったジェンダーの不平等を、スピヴァクならすぐさま指摘するだろう。こういうことがあるとうっかり、自分がちいさい頃から、なにかをつくるひとになりたかったことを思いだす。
あたたかいお茶を淹れて、母がくれた湯もちをたべる。怒りが憂鬱に横すべりしてしまわないように、慎重に自分をなだめる。だめだー、と思ったら昼寝をすればいい。泣いてばかりはいられないのだ。