講義の内容を書き留めておこうとすると永遠に書けてしまう。けれどまた課題もあるし、疲れているし、咳は出るし、あんまりたくさんは書いていられない。今日はまずシアターで、みんなが作ってきたフィルムを観て、その才能やバラエティに感嘆した。今日の授業は地図の脱構築について。これらのワークを、アートやアクティビズムではなく人類学たらしめるものはなんだろうというのを、考えつづけ、すこしずつ掴んでいけたらいいなと思う。授業後に数名の日本人の学生や研究者たちが残って、今日の地図づくりのワークショップにはどんな意味があったのだろうかと、けっこう批判的にディスカッションをしていた。ほとんどのひとがどっぷり疲れているのにもかかわらず話がヒートアップしそうで、どうなるのかなと思っていると先輩が、ともかく僕は疲れているから帰るよ、と話をぶった斬るように言い、スムーズに解散になった。悪びれる様子も全くなく、たとえ人を傷つける可能性があってもそういうことを言えるのが、その先輩の信頼できるところ。
朝に起きられなくて午前中の哲学の授業に行けなかったのをまだすこしかなしく思っている。来週が最後の授業だから。明日の朝はちゃんと出る!