読書記録2025年1月②

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公開:2025/2/12

 急に怪盗クイーンシリーズに激萌えとなり、なんだかものすごい読み方をしているということがわかる。合間に他のものもちょこちょこ読んではいるが……。多分原稿が忙しくて脳のリソースを新しい本に割けなかったんだと思う。

 ということで今回の3冊。

はやみねかおる『怪盗クイーン、かぐや姫は夢を見る』

 私がこの小説を初めて読んだのは小学4年生の夏、ラジオ体操に行った帰りにシリーズを揃えていた年上の友人が貸してくれたときだったんですが、読み終わった時本当に怖くて怖くて夏なのに毛布を頭の上まで被って全然寝つけなかった記憶がある。すべてが終わったはずなのに、というところで始まるあの「解決編」! はやみねかおるが書く話がときどきとんでもなく怖いことはみなさんご存じだと思いますが、私の中ではかぐや姫はTier1です。上質な意味が分かると怖い話が好きなのはどう考えてもここから来ていると思う。

 それはそれとして萌え萌えなんだよな……仙太郎とヴォルフが……。

森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』

 この小説を一言で表すならば、「BLSF最高!!!!既婚者BLはこうやる!!!!」なのだが、読んでいる最中に本垢が腐タグ周りの案件で半分くらい炎上していたので大声で言えなくて本当に苦しかった。今ここで大声を出します。

 いや……ヴィクトリア朝京都とかいう胡乱ワードのフックに引っかかって読み始めるととんでもなく重厚なセカイ系SFを読むことになって……ケア……"愛"……"名探偵"……"物語"の力……。というかひとりの人間にも同時に複数の人間を大切にすることってできると思うんですよね。これからも既婚者カプや複数人交際を盛り立てていきます。よろしくお願いします。

 分厚い本って手に取るのちょっとためらうけど電子書籍だと全然気にせずに読めてそこもいいよね。

小川一水『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4』

 あ~完結しちゃうよ~……泣と思いながら読んだのですが、よかった……。女と女が愛し合う日々(大声)。私は生殖があんまり好きではないのでどうなるのかな……と思っていたのですが、いいところに落ち着いたんじゃないかなと思います。

 というか今現在(2025年2月12日)、ツインスター・サイクロン・ランナウェイロスを慰めるために『天冥の標』を読み始めたんですがこっちもとんでもなく面白い。地母神みたいなデカい女とぴっかぴかの美少年がしこたま出てきて本当に健康にいい。小川一水先生はすごい。私も見習って頑張ろうと思います。いずれBLSFを書いてください。というかハヤカワ文庫JAはBLSFの単著を出してください。

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