フォロワーが書いているのを見て書きたくなりました。
まず報告として、修士課程卒業が確定しました。まずは一区切りです。そして次に進む先も決まっています。いつ言うか、どう言うかは決めていないのですが。いずれまた詳しくお話しさせてください。
最近は人の弱さについて考えています。
私は人の弱さを愛しています。と言うとなんだか変な感じですが、私は人が抱えている弱さに惹かれ、またそれと共に生きる人の美しさに魅了されているのです。
人はきっと誰しもが弱いところを抱えているものだと思います。自分に正直になれなかったり、いつも後ろを向いてしまったりと、色々あるでしょう。そして多くの人はそのことに素直に向き合えないのではないかと思っています。私はそうです。それも含めて弱さだと思っています。
私は自らの弱さを知っている人を尊敬しています。もしあなたがその弱さと向き合っているなら、その姿は私にとってより魅力的に映っているでしょう。私はいつも弱さから目を逸らしてばかりいます。弱いですから。
強くなりたいわけではありません。むしろ弱いままでいいと思っています。私が大切にしたいことは、その弱さを認め、向き合うことです。
私はたまに、他の人から優しい人だと言われることがあります。でも私はそうは思いません。私が優しいように見えるのは、他の人に比べてほんの少しだけ、あなたの弱さを愛しているからだろうと思うのです。
葬送のフリーレンという作品があります。わざわざ私が語る必要のないくらい有名な作品だと思いますが、この作品に出会ってから、人の弱さについて思いを馳せる時間が増えました。この作品のすごいところは、人の弱さを美しく描き出すことと、この世の中のことをうまくファンタジーの世界に投影していることだと思っています。作品中の人物は各々弱さを抱えていますが、旅の中での出会いと別れを通して、その弱さをしっかり回収していくのです。よくできているなと思います。
この作品に触れて気付いたことは、人の弱さは醜くはないと言うことです。人は弱いままでいい、そのままでも十分に美しく生きていけると、そう感じるようになりました。
私は弱く醜い人間です。ですが、そんな私に救いの手を差し伸べてくれた人たちがいます。その人たちにお礼をする方法として私ができることは、より多くの人を愛することなのではないかと思っています。そのための一つとして、人の弱ささえ愛せるようになりたいと、そう思うのです。
なんだかキリスト教の説教を聞いているかのようですね。すみません。
これについてしっかり語ろうと思ったのは、今思ったことは今しっかりと書き留めておかなければ、それを未来の私が思い出せないと言うことを私は知っているからです。なのでこれは備忘録です。いつか忘れた頃に読み返そうと思います。