はじめまして。tomocoと言います。
制作会社やSaaS企業で○○ライターという仕事を20年ほどしてきました。最近、採用活動でいろんな方とカジュアル面談する中で、よく「文章を書くのが好きなのでその仕事に興味あります」と言われます。私自身も、小さい頃から文章を書くのが好きで、新卒でこの職に就きました。なので、その気持ちはよく分かります。ですが、なぜか「文章を書くのが好き」という言葉を言われるたびに、胸に何かじわっと染み出る感覚を感じるようになりました。
文章を書くのが好きだった自分との距離
仕事をしていると、書くだけではない業務も増え、意外とそっちが向いているなと気付いたこともあり、文章を書くのをほかの人に任せて、自分が文章と向き合うのを避けるようになりました。
また、個人サイトやブログで書く機会も減り、浮かび上がった感情を持ち続けて成熟させることもなく、Twitterに投げ捨てるようになり、丁寧に薄い絹を折り重ねて色を表現していくような、不確かな感情の輪郭をなぞれるような、そんな文章を残すこともなくなりました。
幼少期から30年近く文章を書き続けてはいるので、仕事で文章を書ける程度のレベルは保ててはいますが、文章を書くのが好きだと今は言えない状態です。
2024年は自分と向き合う言葉に向き合う
これまで日常的に感情や思考を言語化していく習慣はあっても、その感情や思考を今はできるだけ早く自分の外に捨てるように意識しているように思います。2023年12月からコーチングを受け始めて、改めて、感情や思考に丁寧に触れて形作る時間が必要だと感じました。
2024年、リハビリとして、自分と向き合う文章を書くために、しずかなインターネットを始めます。これはその宣言文です。特に有益な情報もありません。ライターとしてのテクニックの話でもありません。ただ、自分の感情に名前をつけるためだけの話です。