自分以外は他人

tomoco
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子どもの人生は自分のものではないのに、自分がコントロールしなければいけないという現実がつらい。

自分以外の人がどう生きていこうと、自分の人生ではないので、その人の好きようにしたらいいというスタンスでいたい。ある程度の苦労があったとしても、最終的にその人が幸せになれる道を歩もうとしているなら、それでいい。なので、誰かの行動や意思決定に対して、自分が関わることはしたくないと思っている。

それなのに。それを許してくれない存在が、自分の子ども。「その子が好きなように生きればいい」は、まぁ、そうなんだけど。本当に好きなように生きたら死ぬほどゲームやり続けることになっちゃうのが子ども。

先日、学校の面談で担任の先生とも「子育てに大事なのはコーチングの考えですよね」と盛り上がったけど、自らのゴールを設定できる子ばかりでないのも現実。また一緒に話してゴール設定したとしても、本当の意味でのゴールなんて子供からしたら実感持てるわけじゃないから、ゴールまでの労力を継続的にできないなんてよくある。大人の自分だって、自分のことすら本当のゴールなんて分からないのに。

そうなると、親からしたら、ある程度、子どもが困らないような道を歩ませたくなっちゃって、子どものやることを誘導したり、逆に制限を付けたり、管理するようなことになっちゃう。

親がなにも言わなくても、親が安心して見ていられるような道の中だけを、好きなように生きてよ、うちの子たち。

結局のところ、これが自分の本音なんだろうな。難しいね、親って。

@cotoco
SaaS企業で文章を書く仕事をしています。自分の感情に名前をつけるためだけにはじめました。有益な情報やテクニックの話はありません。