総括:まあまあ元気
言うほど何もない年だったしな〜などと言いながらカレンダーを見返したんですが、そういえば大学辞めてたんだった。すべてを忘れ去っていました。
脳がダメになる瞬間、ネガティブな感じ方や考え方を(理屈の上でどんなにわかっていても)まったく制御できない感覚、そしてそれが言動に漏れ出ること、自体はいまだなくなってはいないものの、わりと元気に日々を過ごせるようになってきたと思います。でもそれはすべきことの少ない状態だから保てる平静で、やっぱり「ふつう」にやるのは無理だし、できるようになることはないだろうな〜とも思う。
頑張れば頑張るだけ、できることが減っていくような体験を何度かして、しかもそれが私自身の心身に裏切られるかたちで起きたために、自分に期待するところはもはや限りなく少ないのですが、でもそれはそれとして、人としてさあ〜! やるべきこと、やっていきたいよなあ〜! 立派な人間にはなれねえけどよぉ〜! よい人間ではいたいよなぁ〜〜〜!
承認欲求って悪様に扱われていることの多い概念だけど、でも、「社会に認められたい」と思えることって、めちゃくちゃ偉いよな……。そこには他者との関わりへの能動的な欲望がある。社会にアクセスしようとする試みがある。もう偉いよ。私にもおそらく人並みにそういう欲はあるはずだけれど、気分の浮き沈みによってはむしろ真逆の感情に支配されている。脈絡を持たない、他者への拒絶、「私個人」に着目されることへの抵抗感、不特定多数へと開かれた窓を持つことの恐怖。怒り。自己否定。破壊願望、もしくはリセット願望。そこで洗濯機が鳴る。はい。洗濯物を干す。ご飯を食べて、薬を飲む。薬は別に魔法のアイテムではないので、苦痛は続く。耐える以外に方法はない。壁を見ながらぼーっとする。意識が曖昧なまま日々が過ぎる。Xを見て、元気があればゲームをする。漫画アプリを開くことを思い出す。読み逃していた話数で自分の精神的不調の期間がわかる。積んでいる本を読む。映画を観る。TRPGの準備をする。友人とやりとりをし、楽しい予定を立て、すべきことをリストアップして、仕事に行く。
小説を書く。
文章を書くことはいつまでも変わらずたのしい。でもその楽しさは、小説を上手く書かなくても、完成させなくても得られる楽しさで、私の中だけで完結しうるものだから、わざわざ小説を完成させて世に出すことは、社会との繋がりを保とうとする努力……の象徴……みたいな感じがする。
小説をたくさん書いた年でした。51個33万字。なんか……よくわかんないけど……たくさん書いたなあ……。もっと書くといいんじゃないでしょうか……。4万字超えの話を書くの自体がはじめてだったので、成長を感じ、よかったです。
はじめての同人誌も刷った! 製作からイベント委託までおおいに人に助けていただき、頒布に際しても、思ったより多くの方に手に取っていただけて、重ね重ねありがたかった……。
あとはTRPGもたくさんしてもらえて本当に楽しかったです。人と遊ぶの大好き。人大好き。KPも慣れてきたし、無理なく続けていきたいな〜。
今年はほどほどに元気で大丈夫でした。来年も同じくらい大丈夫であることを、望みます。