一人暮らしをしたら猫を飼いたいと思っていた。
自分以外の家族は猫が嫌いなので実家では理解が得られなかった。
一人暮らしになり1年が経つ。でも猫はいない。
なぜなら猫が嫌いになったからである。
近所の野良猫に餌をあげている老人がいる。飯時になるとその老人宅に猫が集まってくる。その帰りに野良猫がうちの小さな庭に穴を掘って糞をするのである。
ここから猫は愛玩動物から害獣になる。糞害をなすケモノである。
庭の糞を集めて餌付け老人にプレゼントしつつ窮状を訴えたことがある。猫は家の中で飼うという概念が理解できない人であった。またルーズな戸締りで猫が出入り自由であった。
わかりあえないまま、今は自衛手段を講じて平和を保っている。
猫の嫌がる超音波を出す機械
機械はそこそこ高い(7000円ぐらい)。試しに機械を近づけても逃げないがどうやら落ち着かないみたい。くつろげなければ良いのである。
物理的にスペースを防ぐ
具体的には、植木鉢を置く、ホームセンターに売ってる猫対策のトゲトゲ、土を固める、グランドプラントで覆う、雑草が生い茂っていても良い。ふかふかでフリースペースの土を無くすのが目的。
見つけたら追い回す
悪さをしていなくても庭にいるのを見つけたら、しぶとく追い回す。在宅ワークだからこそできる。効く猫には効く。
匂いを消す
ペレティーというペット用消臭剤を使っている。土ではなく玄関周りの石材やコンクリートに使っている。マーキングを消して縄張り解除である。
逆に猫の嫌がる匂いというやつは効かなかったし持続性もなかった。
そんなこんなで野良猫はうちの庭を避けるようになった。
その後、風聞によると老人が野良猫に首輪をつけて飼い猫に昇格させ去勢したようだ。それも一部の猫だけで今も野良猫がたくさんやってきている。
そして、猫嫌いも癒えてきたのでそろそろ保護猫の譲渡会に行ってみようと思う。