「インターネットコミュニケーション」とはボクが今考えた造語である。インターネット上のやり取り、特に Twitter のような公開SNSで行われるコミュニケーションの典型的なやり方を指している。と言ってもたぶん伝わらないので、もっとちゃんと説明する。
Twitter の鍵をかけてないアカウントのツイートは全世界に発信される。誰でもそのツイートを見ることができる。逆に、見ないこともできる。ここで見るか見ないかは情報の受け取り手に委ねられている。
それを逆に見ると、発信者は受信者のことを意識することなくツイート (発信) することができる。(棲み分けのような概念もあるが、とりあえず脇に置いておく)
発信者は自分の好きなことを好きなだけ発信し、受信者も自分の好きなことだけを好きなだけ受信する。それがインターネットコミュニケーションである。
インターネットという超巨大ネットワークによってほぼ全世界が結ばれ、推薦システムが発達して個々人に寄り添った推薦ができるようになったことでこのシステムは成り立っている、と思う。だからインターネットコミュニケーションと名付けた。
インターネットコミュニケーションは一見素晴らしいシステムに思える (し、実際インターネット上では広く行われている) が、現実世界にはあまり適用できない点に注意する必要がある。
現実において、目の前の人が話しているのに無視するというのは難しい。つまり自分が話すことによって相手の時間をブロックしているという自覚を持たなければならない。相手が情報を受け入れるかどうかは自由だが、そもそも話を聞かないという自由はないのである。
ボクは最近までこのことにあまり自覚的ではなかったので、自戒の意味も込めてここに残しておく。