Webデザインにおける演出的アニメーションの必要性

crayfisher
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Webサイトに、ユーザーやクライアントの利益に直結しない演出的アニメーションをなぜ入れるのかという問の回答に「それがビジネスにおける身なりだから」というのがあると思う。Webサイトは情報発信する機能と同時にその審美性という観点も同時に発生してしまう。

だからWebデザインは機能性と同時に審美性も考慮しないと成立せず、それゆえに「ふわっと出現するアニメーション」も必要になる。

ビジネスにおける身なりはそれなり大切で、なんやかんやで人は見た目で判断することがある。弁護士がヨレヨレのTシャツで出てきたら信頼できるか少し心配になったり、特殊詐欺の受け子が不慣れなスーツで摘発につながったりする。同様にビジネスにおける適切な身なりというのはあり、店舗の内外装やWebサイトもそれにあたる。

ふわっと出現するアニメーションはコンバージョンや直接的なユーザーのKPIには繋がらないかもしれないが、Webサイトが機能だけをすべてとするものではない以上、ある程度そういった演出は必要になる。

月並みな表現ではあるけど、バランスが大事だ。そのバランスを見極めるのがデザイナーの腕の見せどころだと思う。