夏蜜柑(なつみかん)

cream
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実家に帰省し、ナツミカンをもらいました。

「ナツミカン」は、日本の柑橘類の一種です。ミカン科ミカン属の常緑樹で、正式名称はナツダイダイと言います。食べ頃になっても酸味が強いので、砂糖をたっぷりかけて食べたり、ドレッシングのお酢にしたり、皮をピールにします。しかし、ナツミカンは実がたくさんなります。毎年使いきるのはなかなか大変です。

 「2~3個欲しい」と言ったのですが、いつのまにか、車にいっぱい積まれていました。握りこぶしよりも一回り大きいぐらいの果実が13個もあります。これは大変です!

<ナツミカン酒> まずは、ナツミカン酒を作ります。ナツミカン10個を、よく洗ってから包丁で十字の切り込みを入れ、厚い皮を剥きます。白いワタの部分は苦いのでなるべく取るようにします。

皮を剥いたら、4つぐらいに輪切りにします。種を丁寧に取り、ビンに詰めます。3リットル瓶2つが一杯になりました。

氷砂糖を入れて、上からホワイトリカーを注ぎます。輪切りのナツミカンは、まるで太陽のようです。夜中の台所が明るくなり、爽やかな香りで満たされていきます。

皮も少し入れると、苦みと香りがでるそうなのですが、苦いのは苦手なので入れませんでした。1か月後に実を取り出して完成となります。楽しみです。(参考にしたレシピはこちら)

<ナツミカンシロップ> 残りのナツミカン3個は皮を剥いてから、丁寧に袋を外して中の実を取り出します。

種も除いてから、ビンに砂糖と共に交互に詰め、お酢を少しだけ垂らしました。黒い砂糖を使ったので、見た目は少々悪いですが、香りは素敵です。2日置いてから薄めたり、炭酸水で割って飲みます。(参考にしたレシピはこちら)

<ナツミカンジュース> なかなか、酸味が強いため、つまみ食いもはかどらず、少し実が残ってしまいました。コップに入れて、ハチミツと水を注ぎます。割りばしで、ガシガシ潰しながら飲むと、爽やかでおいしいです。ついでに、ローズマリーも入れました。

<ナツミカンピール> 

大量の皮が出ましたので、きれいな皮を選別して切ります。

お鍋にいれて、ひたひたのお水から煮ます。沸騰したら1分待ってお湯を捨て、また水を入れて沸騰させて・・・・4回繰り返しました。

その後、細長く切って、水にさらします。時々、水も替えます。そして、砂糖と水を加えて煮ます。前に作ったリンゴ果実酒ブランデーも入れました。フルーツジャムのような幸せな香りが台所を満たします。

煮詰まったら、アルミホイルに広げて少し乾かしてからグラニュー糖をまぶして完成です。(参考にしたレシピはこちら)

<手浴・お風呂場の香りづけ> あまりきれいでない皮は、洗面器に入れて熱湯と水を注ぎ、手を浸して手浴(てよく)します。ついでに、さっき飲み終わったジュースのローズマリーも一緒に入れてしまいました。(入浴剤として、台所の生ごみ用の水切りネットに入れて、浴槽に入れても良いです、が、私の体質だと、ぴりぴり痛くなってしまうので、やれません。。。)

<蒸留の材料など> さてさて、まだきれいでない皮が残っています。これは適当に刻んで冷凍です。後日、蒸留に使いたいと思います。

(追記)①3月初旬、実家でもらう(千葉県)②お酒は20歳になってから③果実酒には、35度のホワイトリカー(すでに課税されている) を使用。④自分で飲むためだけに作成⑤ぶどう類や穀類(米・麦・トウモロコシなど)を原料に果実酒を作ることは酒税法で禁止されています。