生活と最近読んだ本

csy
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ずっと前から自分だけの家がほしいなと思っている。

現状一人暮らしをしていて、結婚やら実家に帰るやらの予定はない。もしかしたらこの先変わっていくのかもしれないが、親族であろうが気心のしれた友人だろうが、同じ空間に存在しているのが耐えられないのだ。

家賃のこともあって、何度か友人とのシェアハウスも考えたが人間が同じ空間に存在していると無条件に気を張ってしまう。友人が家に泊まりに来たときにひしひしと感じた。これは今の私には辛い……!!

今住んでいる家が防音でないことを除けば理想の家であり、よっぽどのことがなければ私はここに住み続けるだろう。リモートワークだし。でもまあ賃貸なので、万が一引っ越すことになったときのことを考えてあまり大きな家具を買う気にはなれないし、壁に穴を開けてガンラックを増設するぞなんてのは夢であるわけで。

ということで最初の文に戻ってくる。自分だけの家がほしい。

人間と限らず、自分以外の生き物と住むことが苦痛であるからして(それはそれとして猫とか犬とかと暮らしたい願望はある。現状では私には難易度が高いというだけだと思いたい。)、何かが起きて実家なんぞに戻った日には破滅する。死。最低限、基本的に追い出されない場所がほしくてほしくて数年ずっと考えている。

理想は一軒家で、防音で、10畳くらいの空間が1つあればよくて、駅から近くて、という感じ。生活圏も変えたくない。とてもいい街なんだわ

そうなるとやはり大きな問題としては金と、23区内の駅チカに一軒家を建てるような場所はねえよという問題。不死鳥の騎士団本部みたいに建物と建物の隙間に魔法で家を生やしてほしい。ダンブルドア頼んだ

場所はダンブルドアに頼んだのであとはお金の問題。お金〜〜〜 単身で家を買うっていうのはやっぱりかなりしんどいのだろうとずっと調べながら思っている。保証人だったり、単純に毎月のローンの支払だったり、そういうの。社会的信用


さっきの話とも少し関連するが、最近「女ふたり、暮らしています。」という韓国のエッセイを読んだ。これが良い文章でなかなか楽しく読み切った。簡単に言うと40代になって女性2人と猫4匹でひとつ屋根の下に暮らしているという話で、一緒に住むきっかけや住み始めるまで、一緒に生活を送っているときの話が2人の視点で描かれるエッセイだ。知らない地名やあまり目にしない名前の表記などを見て新鮮な気持ちになった。

気のおけない友人同士で、一緒に暮らしていくの、素直に素敵だなー羨ましいなーと思っている。今はまだ1人が楽なんだけれど、もしかしてこの先誰かと一緒に暮らしてもいいかもと思えるかもしれないし、同じ空間にいるのが嫌なだけで今でももしかしたら同じマンションや近所に友人がいる程度の距離感でも嬉しいかもしれない。

一人で生きるというのはなかなかに覚悟がいることなんだと思う。これは社会的な意味として、家を借りるのにも入院するのにも、自分以外の誰かに保証人なりなんなりになってもらわないといけない。いまは親にお願いしているが、結婚する気がない以上、完全に自立はまだ難しい。気がする。

気づいたら30も手前で、これからのことを色々考えることが多くなってきた。ここまで生きてるつもりは本当はなかったんだけれど、気づいたら楽しいことに囲まれていたので、もう少しは楽しんでおこうと思う。

@csy
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