衝動性とファッション

kurrry
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過去に衝動性という自分の特性についてはここで説明した。

日常においてこの衝動性とどう向き合いコントロールするかは至上命題なのだが、もう一つ自分にとって致命傷となるものがある。

散財、である。

自分はファッションが好きで、お金があったら好きなブランドの洋服を衝動買いしてしまう。お店に行ってなにかいいものに出会ったら「一期一会だ!」「これは運命だ!」と自分にドラマティックな言い訳を与えて買う理由を付与させる。オンラインでも同様。YouTubeやInstagramを漁りコーデを見て「これは投資するだけの価値がある」「絶対似合うじゃん!」とドラマティックな言い訳を与えて(以下省略)

好きなものに投資をするのは悪いことではない。なおさらファッションとなると、40歳を手前にしたおっさんにとっては清潔感への投資にもなるので、それなりに納得性を付与させることは難しくない。

ただ子供が生まれて、毎月家と車のローンを払い、貯蓄、投資、その他変動費と向き合わなければいけなくなったなかで、好き勝手にファッションに投資だ!とかほざいてお金を使い続けることは難しい。幸いなことに妻にファッションの理解があることから、そこに甘えてしまっている自分もいる。

理屈ではわかっている。ファッションにお金を使うのは構わない。ただ使いすぎるなよ!ということだけだ。ただ衝動性を言い訳にするわけではないのだが、38年間、ほしいと思ったら最後、買うための理由を脳が探し続けてしまうのだ。それは買うまで収まらない。満足すれば良い投資だったと言えるのかもしれないが、買った直後に「やっぱいらなくね?」となることもあるからたちが悪い。やっぱり必要とか理屈ではなく衝動性が理由なんだと自分に言い聞かせる。

ただこのまま終わる自分ではない。

衝動性が理由なのであれば自分の特性である以上避けられない。衝動性と向き合って対策を講じて克服してやる!と意気込んだ。まぁつい最近の話なのだが。

対策の方針は2つある。1つ目が「買いたい!という衝動を抑える」2つ目が「買い物を有意義な投資にする」。2つ、というよりかは買ってしまったときの罪悪感を抑えるための二段構え、という表現のほうが適切かもしれない。

2023年末より以下のルールをiPhoneのメモ帳のいつでも見える位置に固定し、なにか買い物をするときに絶対見返すように自分にルール付けをした。

1:本当にほしいものか見極めろ

2:お前はものを持たないほうが幸福な人生を送れるぞ

3:買う代わりに一つ捨てること

4:似たものを持っていないか確認しろ

5:持ってテンションの上がるものか

6:日常や習慣、生活に溶け込むものか

2、3について補足しておくと、衝動性を抑えるにあたって自分の所有物を把握しておくことは重要で、そのためには所有物を減らす必要があるというもの。これも去年気付いた大きな対策である。

これを書いているのは2024年3月。まだうまく買い物、ファッションにおける衝動性をコントロールできているかというと怪しい。

ただ自分はいつだってそうだった。自分にあったルールを決めて、それを破ってしまったとしても罪悪感を抱えすぎずに少しづつ歩を進めてそれを褒めるようにする。それがいつか習慣になり、ルールを保守できるようになっていくのだ。

特性についてばかり書いていて恐縮だが、そのうち自分のこだわりがつまったお気に入りのものをこの場でも紹介していければ、と考えている。

@currrly
散財と怠惰と注意欠如からの卒業を目指す40手前