ここ数日Xのアカウントを一時的に消去するなど本当に精神的に参っていた。
なぜかというと突然訴状が届いたのである。
現在係争中のため詳しいことは書けないが、忘備録とストレス発散のためあらましを書いておこうと思う。警察や司法と関わりを持ち、どういう状況になったのかということを焦点としておく。
去年私はとある人物と揉め事になり、警察沙汰になった。と書くと、相手から警察に被害届が出されたのかと思うかもしれないが、私のほうが被害届を出しに行くと、「相手方からも出されていて、被害者でもあり被疑者でもある」ということだった。
詳しくは書けないが、私がまず被害を受け、その後とある人物を脅迫したので、まず被害者でもあるが、その後被疑者になったということである。
小さなことなので警察も「別にどーでもいいし、被害届だしますか?どうせ何もならないよ」と言われたが、とにかく私は一度怒ると手がつけられなくなるほど怒り狂ってしまうので、「絶対に被害届をだす」と言った。
それから一週間に一度くらいのペースで警察から電話があったが、調書をとるときの警察の態度がむかついたので無視していたら家までやってきた。警察はコンビで組んで行動するものだが、片方のほうがとにかく嫌いだったので、警察もそれを感じ取ってか感じの良いほうの刑事が「まあ暇があったら署に寄ってね。別に今から連行したりしないから」ということで、そのまま帰っていった。
警察から取り調べを受けたのだが、いちいちパソコンがつくつかないで三十分、それからタイピングが遅くて話した内容を書くのに何時間もかかる。パソコンが苦手な刑事にあたるととにかく時間がかかって、3時間とか4時間とかかかる。途中で刑事が別件で呼び出しを受けている間は手持ち無沙汰だし、最初はスマホを触っていても怒られなかったが、次から没収されてしまったので本当に暇な時間が多かった。
私のXのアカウントのスクショがファイリングされていたのだが、私のどうでもいいようなオタクのつぶやきまでプリントされていてちょっと笑いそうになった。とにかく取り調べはめんどくさい上に運動不足の人間には体力的に疲れる。しかも私の被害のことはあんまり教えてくれない(そういう決まりがあるのだろうか。多分裁判までいかないと、被害者は被疑者がどこまで捜査が進んでいるのか教えられないのである。たぶん署から呼び出しを受けたので、同じくらいのことはされたと思う)
取り調べを受けて帰ろうとしたら腰に縄をつけた男の人とすれ違った。結構イケメンだったが、縄をつけられているというのは暴行とか殺人とか、あるいは逃亡のおそれがあるという人なのかなと思った。その男の人と一瞬目があったので「がんばれー」と思ってその日は帰った。
一人暮らしに慣れずしんどい上に警察に行くのは面倒だったが、何度か警察に行った。が、まただんだんと行きたくなくなって無視していて、ちょうど警察から母親の方に電話がいった。母親が、「ずっと無視してたら逮捕されちゃうって」と言ってきて、殺人鬼などの本を読むのが好きな私は、逮捕ってどんな感じかなーと思って、ちょっと興味があったが、母親が行け行けとうるさいので、行ってみたら、初めてマグショットをとられた。
たまにマグショットが美人だとかイケメンとかで話題になる人がいるが、突然流れ作業のように撮られて、化粧の時間もないので、マグショットが美形の人は化粧した上で出頭したか、生まれつき本物の美形であると思う。私は別にいついってもよかったので化粧していけばよかったのだが、近所だからまあいいかと思って何もしなかった。今思えば一生記録に残るのでばっちり化粧をしていけばよかった。
深刻のように思われるが、私は警察沙汰になったことが何度もある。誰かに危害をくわえたとかではなく、自殺しているかもしれないと友人が勝手に通報したりして、どういう方法かわからないがODで倒れていたり寝ていたらいきなり部屋に警察がいたりしたのである。薬物を疑われたりしたが違法なものなど持っていないので、警察のおっちゃんに「もー死ぬなんてしたらだめだよ!」と言われて終わり。ということが何度もあったのだ。
なので心理的にそこまで負担ではなかったし、刑事に「じゃお疲れ様」と言われて帰らされた。
母親は長年不通だったがこういうときに不安になるのかやってきては「この子は障害者なんです!」と繰り返していた。母親はネットの見すぎで「障害者=絶対的に無罪」と信じ込んでいたようで、私の障がい者手帳を刑事さんに押し付けるように見せていて、本当に恥ずかしかった。私が障害者であること以上に、頭が悪い母親と一緒にいることが嫌だった。障害者で無罪になる人というのは本当に稀で、普通にご飯を食べたり会話ができる範疇なら絶対にありえないので、犯罪者になりたい人はまず頭を完全に狂わせてからのほうがよかろうと思う。
刑事さんは「まあ検察のほうからなにか電話がくるから今度は無視しちゃだめよー」といわれて「はい」と言った。
それから実家に戻り相変わらずゲームして寝てを過ごしていると検察から連絡がきた。どういう方法できたのかわからないが、たしか私がまったく電話をとらないので(私はスマホをサイレントモードにしていて電話に気づかない)母親づてに「この日に検察に行くように」と言われて、「ハイ」と言った。
こういうときに検察に行くんだ。というのが不思議だった。
というのも私が知っている刑事事件というのは、たいてい殺人とか重い罪で、勾留されている間に弁護士を立てたりして、計画を立てて裁判に臨むもので、検事局と情報交換などすれば不利になる。という完全に逆転裁判の知識しかなかったのである。ナルホド弁護士以前に御剣検事に会うって変じゃね?と思ったが、まあなんとなく理由はわかっていた。
しょうもなさすぎる事件なので、裁判自体しない(略式起訴)ということだろうということである。
実際そのとおりで、メガネのハゲてる検事の部屋に通されると、調書が読み上げられて、「こういうことであってますか」といわれて、「ハイ」と言った。
「じゃ裁判をするとしないが選べますが、こういうのは裁判するほどでもないので略式起訴ということでいいですか」と言われ、そうですねと答えて、「じゃ何日までに6万円(8万だったか思い出せない)払ってね。コンビニでもいけるから」(なんか実際はコンビニ払いが無理だった気がするが、そのへんはよく覚えていない)と言われ、なんだか私が最初の被害者なのにだんだん被疑者っぽくなってきたなあと不思議な気持ちだった。
そのあと検事から説諭みたいなものを受けた。私は精神障害があって、希死念慮も強いのだが、検事の娘も同じような状態らしく(つまり引きこもりとか自殺願望があるとか)で、娘を見ているようでつらいという話だった。なんとなく検事が泣いている感じだった。「とにかくこんなことはぱっぱっと罰金を払って忘れなさいね。あなたのマイナンバーカードを見たけど本当に美人じゃないか。それに哲学のことなど書いていて頭もいいじゃないか。こんなことで人生は終わらないんだからしっかりやりなさいね」ということだった。まあけなしたりして逆上されても意味がないので、褒めて犯罪者を一人でも減らそうという思いだったのだろう。(それにしても美人だから大丈夫ということはないのである。女優とかモデルレベルなら別だが一般人程度なので)
私はたとえば父親が検事で、厳格な人だったら、プレッシャーになって鬱になったりしたのだろうな、と検事の娘さんのことが心配だった。私はとにかくその日は何も話さないということを決めていたので、何を言われても頷くか無視していたが、検事さんに「娘さんを大事にしてあげてください」と言ってあげたかった。
その後支払いの紙がきたので支払って、私の被害届も受理されたが立件もされなかったので特になんのこともなく一年が経過した。
そして先週、寝ていたら父親がやってきて「法律事務所から手紙きてるけどなんかやったのか」と言われ、別になにかやった覚えもないので、唯一警察とやり合いをした一年前のことだろうかと思って手紙を見てみると、「〜があって、慰謝料◯◯円を一週間以内に払え」という一年前の相手から訴状が届いたのである。
弁護士を立てて色々やるとなると面倒な上にお金もかかるし、しかももう終わった話だと思っていたのになんで今さら?と思って驚いた。
いわゆる少額訴訟というものだが、なかなかの大きな金額(私にとって)なのでびっくりした。しかしこれこそ「無い袖は振れない」というもので、私は全財産が二万円くらいな上にまったく綺麗なほど無職なのである。しかし私は法律の知識が一切なく、また調べるのも面倒なので、父親に「どーにかして」と泣きついたら、父親が珍しく「私が全部やるからあんたは何にもしないでいいから寝とけ」ということだった。
私は訴状というのは絶対で、あー家がなくなっちゃうしPS5も差し押さえられるんだーもう原神ができないんだ・・と悲しくなって、しかも生理がきてメンタルが不安定になり、Xのアカウントも消して鍵アカでBL漫画を読みまくった。
父親が唯一言ったのは「裁判所とか弁護士から通知がくるときは受取人のサインがいるから、チャイムを無視するな」ということだった(私はとにかく家のチャイムが嫌いで、一時期テープをして一切の訪問者を無視したり、玄関の扉に経血つきナプキンをはりつけて、呪いの家のようにしていた時期がある)
私は裁判とかよりもとにかくチャイムがなって郵便局員がくるのが嫌で嫌で仕方なく、また、父親も私を気遣ってか一切の情報を教えてくれなかったので、今日になって「あれどーなってるの?」と聞いてみたら、「とにかくおまえはなんでもネットに書くからこれは絶対書くな」と言われて、まあ実際この記事を書いているので意味がないのだが、前みたいにまた相手になにかするのはやめなさいということだった。とにかく恨みはあったがもう忘れかけていたのでそんなことしないよということと、本当に◯◯万円とられるの?ときいたら
「そもそもあなたはなんの資産もないだろう」と言われた。
「そーゆーのって親が肩代わりしろって言われないの?」といったが、「連帯保証人でもないのになんで私が払うんだよ」ということだった。普段私の家だとか洗濯機とか車とか言ってるが、全部私のものではなくて父親のものなので、実質私がこの世で資産とよべるのは2万円な上に、これは全部年金であるので、差し押さえ対象にならない。ということだった。
司法が優しいなと思ったのは生活保護だとか年金は差し押さえしてはならないという法律があるのである。まあそんなことをしたらホームレスであふれかえるのでそういう法律があるんだろう。
去年一人暮らしをするときに連帯保証人がいないと余分に9万円だかかかるので、気軽な気持ちで父に「なってよー」といったが「絶対無理」といわれて、ショックで号泣したのだが、そのとき本当になっていたら本当にやばかった。父親は完全に私を信用していなかったのだが、実際何度も警察に呼び出しくらうような娘なので信用しなくて正解だったと一年越しに思った。
不思議なのは相手も私がまったく小綺麗なまでに無職なことを知っていてなぜこんな意味のないことをするのだろうということだ。完全に赤字なのだが、もしかするともうさすがにどこかで働いているだろうからやってやろうという心づもりだったのだろうが、私は相変わらずまったく働いていないので、ここまで心身ともに無職力(ぢから)のある人間とはさすがに思っていなかったのだろうか。
私は「でも弁護士とかに相談したらお金とられるんじゃないの」と父親に迷惑をかけるのが嫌で聞いてみたら「俺は法学部出身だ」という初耳の情報を得た。それまでずっとなぜか経済学部出身だと思っていた。文学部志望だった私は、大学で身につけた知識が実生活で役に立つんだ・・という驚きがあった。ポーの原文を読んで感動している暇があったら法律でも勉強したほうがいいと改めて思う。まあやらないけど・・
父親は「裁判になるかどうかすらわからないが、まーなったほうがこっちの陳述もできるので、お父さん頑張っちゃうぞ」ということらしい。あと、先日スーツ姿の男がチャイムを鳴らしてきて「これは殺し屋だ!」(統合失調症)と思ったのでそれを伝えると「それNHKの集金だから出ないでいい」ということだった。NHKというのは本当にいつも間が悪い。
それから今まで父親に言っていなかったあらましを伝えて、まあまた連絡するといって終わった。なんだか拍子抜けした。
訴状が届くと答弁書というのを出して、欠席裁判にするらしいが、父親は司法書士の資格があるので、裁判に出席するのもあるだろうが、実際どういうことをするのだか知らない。別に私は何もしなくていいらしい(というか何も知らないのでしようがない)ので変な気持ちになってこの記事を書いた。私の知らないところで私に関する裁判が起きているならなんというかカフカの『審判』みたいな話だな・・というのが率直な感想である。
とにかくいっとき落ち込んで、今日も大島てるのイベントがあったのに行けなかったので、こんなことなら別に不安にならなくてよかったと思った。
自分がまったくの無職であることにたまに不安を覚えるのだが、この世になんの財産もないということが有利(?)になることもあるのだなあと思う一件だった。