0107好事家ジュネさんのイベント行ってきたよ

cutmynail
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昼の2時にスマホのアラームが鳴る。

眠い。

結局三十分後にタイマーが再度鳴るまで寝ていた。

最近悪夢ばかり見る。人を憎む夢。憎い人間を殺してやりたい!という夢。

とても寒くてよろよろと階段を降りて、顔を洗って化粧をする。

化粧品がだんだん底をつきてくる。前はコスメが好きで大金をつぎこんでいたが、最近は外に出ないのでお金をかけなくなっている。

結果的に眉毛を描くものがなくなってくる。なんとかアイシャドウで眉毛を描く。

外に出ると寒いので真冬用のファーコートを着て出かける。

宗右衛門町のロフトプラスワンウェストで、好きなyoutuberの好事家ジュネさんのイベントに行く。

早く着いてしまったので、昨日届いたヘイズ中村氏の『魔女が教える幸せ魔法』を読む。

変にスピリチュアルや似非科学に偏らない、「生き方」としての魔女についての本なので、面白く読める。

「魔女という生き方はポジティブなものでなく、正しい方向に努力し、結果的に自分のためになるもの」という姿勢はすごく良いなと思う。

そうこうしているうちに開場になったのであたたかい会場の中に入る。

ソファ席に座ってレッドブルを飲んでいると、好事家ジュネさんが登壇された。

youtubeそのまま、大学の授業のようにジュネさんは手際よくスライドを変えて、「マニア」「フリーク」「オタク」「推し活」について説明されている。

「オタク」的受容と「推し活」的受容の違いや、それ以外の「好事家」という生き方の提案。

ジュネさんは英語圏の記事や本の知識までリーチしてわかりやすく視聴者に届けてくれるので、新しく知ることが多い。

ノートで一生懸命メモをとる人や、スライドを逐一写真にとる人など、大学の授業のような感じでもあった。

質疑応答の時間で誰も手を挙げなかったので、気になっていたことを質問してみる。

twitterでたまに議論されていることなのだが、「一般人を推しと称して消費する行為の暴力性」にどう思われるか、ということである。

アイドルなどは「消費されること」が仕事で、その報酬として大金を稼ぐ。

しかし身近な人間を「推し」と呼んで勝手に消費することは、相手からすれば非常に迷惑だし、ストーカー行為につながるのではないかという議論に、私は常々「そうだなあ」という思いと、「しかし今私が中学生だったりしたらそういうことをしていたかもしれない」という自省の念もある。

ジュネさんは「ある程度バリアを張って、恋愛感情に蓋をしているので、さみしい感じがしますね」とおっしゃっていた。

うん‥推し活というのは本来さみしいものなんです‥‥‥と思う。

また、昔ちょっと話題になった「研究者に推しを作ろうという記事について」について質問すると、「その研究者の上澄みだけを見ているので生産性はないし、ちょっとな」

私も同感。(ジュネさんの言葉は意訳。詳しくは有料配信があるので気になる人は見てみてほしい)

しかし私も本を読むようになったのは太宰治を「推し」的受容をしたからだし、坂口安吾や三島由紀夫、中原中也との関係に「萌え」た結果、いろんな作家を知ることができたので、結局はせめて相手が生きている間はやめよう、くらいしか言えない。まあ死んでても勝手に美少女化して歴史創作界隈で議論になることがあるので、どこまで線引きするかは結局、性善説を信じるしかない気もする。

そのあと写真とサインをしてもらって、「関西また来てください!」と圧をかけて(最悪)そのあと居酒屋でご飯を食べて帰った。

ジュネさんのイベントに行くのは初めてだったのだが、思ったより小柄で私より背が低く、そしてすごく細身で、何より美人な方だった。

一緒に写真をとってもらったら私の顔がまんまるで、ダイエットせねば‥とつらくなる。

本当に寒いし、病院に行かなければならないのになかなか元気が出ない。

ヘイズ中村氏の本によれば、魔女の一日は朝起きてハーブティーを調合して飲むところから始まるらしい。

歳を重ねて本格的にしんどくなってきたので、口に入れるものも健康に良いものにしたいなあ‥と言いつつコーラガブガブ飲んでる。