日記を書かないでいるうちに3月が終わりそうだ。
今気づいたがファンレター機能を使って送ってくださった方ありがとう。どんなものでも文章に反応があると嬉しい。
といってもあまり日記を書いていないという意識がなかった。noteのほうで過去に書いた小説や散文のようなものを再掲して、そこに新しくコメントをつけていたので、自分の考えていることはある程度まとまって書いているつもりだった。
しかし日記となると書くことがない。なぜなら生粋の無職である私は、基本的に寝る・ゲームをする・読書をするor映画やドラマを見る・寝るのサイクルで生きているため、特段生活で目立ったことなど起きないのである。
最近変わったことといえば、1月ごろに注文してODした結果ひどい吐き気と頭痛に苦しめられて以降封印していたオピオイドを飲み始めたことくらいだ。(もしかしたらこの日記に以前書いたかもしれない)
大量服用したから副作用がひどかっただけで、一錠ずつ飲む、ハサミで半分に切って分けて飲む、などしたら副作用はほとんどない。
いい効果としては抗うつ剤の代わりになったり、不眠に効くことだ。今は耐性がちょっとついてしまったのでもうないが、最初のころはふにゃふにゃになってしまい、効きすぎる睡眠薬をたくさん飲んだときのような気持ちよさで、Xのフォロワーの人たちに見境なく「通話しませんか」と連絡していた。だいたい夜中なので迷惑な話なのだが、数人の方は実際に話してくれ、たいてい一言目に「酔ってますよね?」と言われた。オピオイド中毒の人間に優しくしてくれたフォロワーの人たち、ありがとう。
最近体調をよくしたいがためにハーブティーを飲むようになり、ハーブティー専門店にたまに通うようになった。京都にあるので電車で一時間かかるし、それだけで電車賃や茶葉代などを考えると、あまり頻繁には行けないのだが、自分にあうお茶を特別に見繕ってくれたりする。だがお店で買うと高いので結局Amazonで注文してしまう。
おととい、お茶屋さんで春のお茶会があり参加した。店主の作ったチーズケーキを食べながら、全然知らない他のお客さんと一緒にハーブティーを飲んだり、ハーブのことを軽く勉強したりした。4月からちゃんとした勉強会が月1であるのでぜひどうかと言われ、行きますといったがよく見ると講習代など全部あわせて費用8万円。無職が出る幕ではない。行きますと言ってしまったためあとでLINEがきたが、正直に「お金がないのでやっぱりやめます」と答えた。
お金がない。
お茶会のあとに誰か京都にいないかなと思って京都在住のフォロワーと会った。会ったのは二回目だが、昔のようにオフ会をしなくなって久しいので何を話せばいいのかわからず、結局男性声優の話ばかりしてしまった。私から男性声優の話題を奪うと本当になにもない。
昔、他人とどんな話をしていたっけ。
二十歳すぎのころに付き合っていた彼氏は自称ブラジル生まれの自称バーテンダーの自称ロシア育ちの日本人だった。全部彼が言っていたことだがたぶん全部嘘だったと思う。顔がタイプというわけではなかったけど優しかった。優しいというだけで男性の価値はすごく上がる。
私はその頃化粧がすごく濃くて(今もだけど)、初めて彼の家ですっぴんになったら、彼はびっくりした顔で(本当にびっくりしていた。目を丸くしていた)私の手を握って「かわいい!本当にかわいい!」と大声で言った。
「化粧をしてるgigiちゃんはなんていうかセクシーだけど、すっぴんのgigiちゃんは幼くて子供みたいでセクシーというよりかわいい!」
彼が海外育ちだからなのかもしれないが(それも本当なのかわからない)そういうことをはっきり伝えてくれた人は今までいなかったし、私は容姿にひどいコンプレックスがあったので、本当に本当に嬉しかった。
長く付き合ったわけではないしもう彼の家がどこだったのかも思い出せないが、そういった彼との思い出だけは断片的に思い出せる。
私はそのときから彼の経歴が全部自称のような気がしていたけど、そんなことは別にどうでもよかった。彼自身がどういう人間かなんて興味がなかった。愛されているんだという事実が嬉しかった。
その頃はもっと他人に心を開いていて、好きな人には好きと言って、嫌いな人には嫌いと言っていた。
だけどだんだん大人になるにつれ、他人や社会から嫌な思いをさせられたりして、心を開かなくなっていった。自分の世界にいっそう閉じこもるようになって、外に出なくなって、人を好きになることもなくなった。人を好きになってまた傷つけられたらとか考えると、もうそんな体力が残っていないような気がしている。大好き!大好き!でも相手は、私のことを大好き!じゃない、ということが、本当に悲しいし疲れることなんだと身にしみてわかる。
新作の小説『わたしの美しき人生論』をようやくネット上で発表するようになった。
本当は全部書き終えてから一冊の同人誌にして文学フリマで売るつもりだったのだが、ネットの友人に「先に申し込んだほうがいいよ」とか「締切日決めたほうがいいよ」と言われてもなんとなく気が進まず、これはたぶん読者からの反応がないまま一冊の長編を書く精神力が自分にはないのだろうと気付いた。
なのでnoteで途中まで書いてから全編を同人誌にするとか、全部書き終えてから紙媒体にするとか、あるいはこの作品はネット上だけのものにして、ある程度読者の方が増えてから他の作品を同人誌にするとか、そういうことをしようかなと考えている。
まだ2話までしか公開していないが、この作品は私なりに考えてきた「フェミニズム小説」だと思っている。女性が生きること、女の子として生まれたら必ず親に求められること、男性から愛されるとはどういうことか、自分のヴァギナとどう向き合うのか。そういうことを書きたいが、カクヨムは以前『世界の終わりと結晶化する新宿』という作品に「まんこ」という単語が入っているというだけで、勝手にR18判定を受けてしまったので、どうせ小説家になろうとかも厳しいんだろうなあと思ってnoteですべて終わらせたいと思う。
というか人間(=小説)をえがくにあたって性描写がまったくないなんてできないはずなのに、そんな小説がたくさんあるのかというのが驚きだった。
まだ序盤なので他の過去作品より全然いいねも閲覧数も少ない。でもnoteはどれが一番読者に見られているかなどが可視化されるので、「こんなしょうもないやつが一番評判いいのか」など、意外なフィードバックがあって楽しい。
恋がしたい。いや、私の年齢だと、結婚したい、かな……顔はXに散々載せているので結婚したい方、ご連絡ください。あと小説読んでください。