「意識も理想も高いけど実現には至れない人」という記事を読んで

d_hoshina
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SNSで流れてきた↓の記事を読んだ。

記事の中にはこれまで自分が経験してきたことと似た状況がいくつか書かれていて、そうそう、そうだよねと共感しっぱなしだった。

まずはこれ。

エンジニアリングでもデザインでもビジネスでも賢く効率的な仕組みを考えることよりも、それをメンバーに説明し、納得してもらい、実現することのほうが何倍も難しい。

自分も効率的な仕組みを考えるのが好きで、もっとこうしたらいいのにと感じたことがあれば積極的に提案してきた。

提案してスムーズにいくこともあるが、それは稀で大抵は大なり小なりの抵抗にあう。それもそのはずで他者からすればこれまでのやり方に疑問や不満は特にないし、自分にとってよほどメリットがなければ従来のやり方を変えるのは面倒に感じている。

自分の場合、抵抗にあう期間が長かったり抵抗の強度が強いとスッと気持ちが冷めてしまい、提案を実現するのが面倒に感じてしまうことがある。

だから、仕組みを考えるのと実現するのは難易度が全然違うと思う。

次にこれ。

どれだけ「正しく効率的」であったとしても、そこに人間が介在する場合、人間について考えなければならない。課題と向き合っていたいのに、人間と向き合わなければならないのは、非常に面倒で本質から離れている気持ちになる。しかし、他人と協働しなければいけない仕事をしている以上、どこまでいっても避けられないことだ。

そう。もうおっしゃるとおりです。

正論だけでは他者は動いてくれない。「こんなに正しいことを言っているのになぜ動いてくれないんだ」と嘆いていても状況は変わらない。本気で変えていきたいのであれば自分のスタンスを変えて辛抱強く説明して納得してもらい、少しずつ前進するように働きかけるしかないのだ。

そんなに大変な目にあうんだったら別に提案なんかしなくていいや、というのも一つの選択だと思う。本当に自分がそれで良ければ。

何かを成し遂げる人は立ち止まらずに動き続けてきた人なのだと思う。

@d_hoshina
アンドクラフト株式会社取締役/ディレクター/現職 ← 環境機器メーカー ← web制作会社 ← 市場調査会社/趣味はサッカーのハイライト動画を見ること、キャンプ、2人の娘と遊ぶこと/α7Ⅲ/GRⅢ @d_hoshina