20240128

daira
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今日、友達の中にある”一貫性のない自己”を目撃したような気がする。

具体的に言えば、夢の道中にある険しい道とそこに立ち塞がる大きな壁を前に、何かそれっぽい理由をつけて、別の異なる夢を作り上げているような感じ。以前の自分が間違っていたと思えれば、気が楽になる。でも、心の奥底では、明確にそんなことないと思っている。本当に望んでいるものは、今諦めようと、忘れようとしている前の夢だったと。

結局のところ、自分の中に一貫性など存在しておらず、常に揺れ動いている。激しく感情は変わり続けるし、故に時と場合によって全く異なる結論を出してしまう。それは、意識的であっても無意識的であってもである。

もしかしたら、辛い時は楽な方を選択してしまうかもしれない。気分が良い時はあえて逆張りしたくなり、難しい道に進むかもしれない。

なんて気まぐれで、理性が弱くて、扱いづらいのだろうと思うかもしれない。

でも見方を変えれば、だから人には可能性があるのかもしれない。

自分は思っている以上に一貫性がないと思えば、“自分らしさ”や“過去”などの呪縛から解放され、もっと違う選択ができるかもしれない。

私にとって”一貫性のない自己”とは、紛れもないポジティブな要素という認識だ。むしろ、この一貫性のない自分自身と、素直に向き合うことこそが一貫性のある生き方だと言えるかもしれない。