Keychron K7 MAXのキーマップ変更をやってみた。
キーマップ変更とは
Keychron K7 MAXはキーマップ変更に対応している。これは、キーの役割を自由に変更できることを意味する。例えば、Caps LockキーをEnterキーに変更したりなどができる。もともと、Keychron K7は、ファンクションキー列がないなど、キーの総数が少ない。このようなキーボードはレイヤーと呼ばれるキーマップのセットを複数もち、これを切り替えて対応している。Shiftを押しながら英字キーを押すと大文字にできるのと同様に、特定のキーを押しながらキーを押すと、異なる動作をさせることが可能となる。
私は仕事で使っている別のキーボードでもキーマップ変更をしており、Keychron K7でもそれと同じように変更してみたいと思っていた。
具体的には、Enter, Back Space, Delete の3つのキーを左手で押せるようにしたい。この3つのキーが左手でできるだけでなんと楽なことか。
私は、Caps LockにEnter、Space+SにBack Space、Space+DにDeleteを割り当てている。左手をホームポジションに置いたままDeleteできる。これをKeychron K7 MAXでも行いたい。
KeychronLauncherによるキーマップ変更
Keychron K7 MAXのキーマップ変更についてはここに案内がある。
実際にやってみた。有線でキーボードをつないでみて、簡単に変更することがでそうだ。
ただちょっとつまづいた点がある。レイヤーの切り替えの設定部分だ。
デフォルトではレイヤー3には特殊キーやバックライト設定キーが割り当てられていて、レイヤー4がファンクションキーとなっていた。(画像中のレイヤー4のCaps Lock, Back Space, Deleteは私が設定したものでありデフォルトではありません)


で、このレイヤー3/4を使うために、別のキーボードでは、シフトキーを使用していたので、同じようにデフォルトレイヤー(Macが0、Winが1)のシフトキーにレイヤー設定を割り当てようとした。
レイヤーの割り当てには複数の種類がある。押しながらで有効にするものや、1回押し切り替える、などがある。私は、長く押すとレイヤーが有効になり、短く押すと別のキーとなる設定を使っているのだが、それの設定方法がしばらく見当たらなかった。レイヤーを割り当ては下記がある。MO(0)が、そのキーを押しながら他のキーを押すとそれはレイヤー0が有効になる。私の想定している動作はLTというものだが、それが見当たらない。

さらによく見ていくと、左上にある Spc Fn1というやつがLTであることに気づいた。右下に設定内容が表示されていた。Spc Fn1は、LT(1,KC_SPC)という設定であり、これはHold(長く押す)だとレイヤー1に、Tap(短く押す)だとSpaceキーとなる。まさにこれが使いたかった。しかし、私が使いたかったのはレイヤー4であったのだが、レイヤー3までしか用意されていない。困った。

今のレイヤー3の設定はほぼ使わないから、レイヤー4と入れ替えるか?でも設定が面倒だなとか考えていた。あるいは、LT(4,KC_SPC)を直接設定できないか?と思い他を探してみると、あった。カスタムの中にAnyというものがあり、これは自由に設定できるもののようだった。

ここに、LT(4,KC_SPC)と入れてみると、設定できた。これでようやく、短く押すとSpace、長く押すとレイヤー4適用とすることができた。

これでキーボードがさらに快適になった。これでSpace+Dで左手でDeleteできる。最高。