新年、あけましておめでとうございます。
こういうのも中々面白い話ですが、私はこの言葉を今年一年の初めに、枕へ伝えました。物言わぬ友達は、じっとりと濡れた質感で返してくれました。
年の初めの日に見たものは初夢としてカウントしないという話を聞いたことがあります。しかし私にとってそれはとてもどうでも良いことかと思えます。だって、夢を見たのが0時を過ぎていたかもしれないんですよ?それは1月1日に見たものと相違ないのでは?と。…その曖昧さがそう言った話になっていのでしょう。おそらく。ともかく、夢を見ました。そこでは小さな学校の中で戦争が起きており、私はそこの生徒でした(制服を着ていたのでおそらく)。とても個性的な学生達がおり、私はとても充実していたと思います。が、しかし、夢の終盤で私は仲間を裏切り敵になってしまいます。その中にもたくさんの個性的な仲間ができ、嗚呼なんて世界は現実的なのだろうと感動し、夢から覚めてしまいます。冷めた瞬間、私はなんだか胸の中にぽっかりとした穴が空いたような、なんだか一つの世界が泡と消えたような、そんな感覚になり、じんわりと目頭が熱くなりました。そして朝に至ります。
伝えたいことはありません。これは備忘録の一種です。私の今年のスタートは、一つの夢、の損失から始まったのです。願わくば、この夢が醒めずに次の年を跨いでくれることを祈ります。