はじめに
この記事は、「えとるねん Advent Calendar 2024」8日目の記事です。
また、私の人生初のアドベントカレンダー記事です。
お手柔らかにお願いします。
アドベントカレンダーの枠を動かして急遽書いているので内容は薄っぺらいかもしれません。
今後、書き加えていく予定です。
SNSの変化
2023年は、イーロン・マスクによるXの買収が大きな話題となりました。
これにより、X以外のメディアプラットフォームにユーザーの関心が集まったことは誰もがご存知でしょう。
また、Bitcoinが10万ドルを超えるなど、仮想通貨や「分散型」が注目されるようになりました。
特に、分散型技術を使用した耐検閲性や耐障害性の高いSNSも有名になってきました。
そこで、ややマイナーなソーシャルメディアを紹介していきます。
上からメジャーなものから書いていくので、下から読むことをおすすめします。
「そんなの知ってるよ」というものは飛ばしながら読んでください。
Threads
一番最初はThreads!
FacebookやInstagramも運営するMeta社が提供するXのようなテキストベースのSNSです。
Instagramアカウントを利用して簡単に登録できます。
これから説明するFediverse上の他のSNSとも相互接続することができます(できるようになってきています)。
Mastodon
Xの強力な代替サービスですね。
Mastodonは、分散型のソーシャルネットワーキングサービスで、ユーザーは「インスタンス」と呼ばれる独立したサーバーを選んで参加します。
各インスタンスは独自のルールやテーマを持ち、ユーザーは最大500文字の投稿(トゥート)を行うことができます。
特にFediverseと呼ばれる広範なネットワークの一部を形成しています。
Misskey
Mastodonと同じFediverse上の一部を形成するソフトウェアです。
Mastodonと特徴は似ていますが、多機能であるところが魅力です。
Pixelfed
オープンソースの写真共有ソーシャルネットワークです。
InstagramのオープンソースでFediverseと連合できるようになったものです。
Loops
短編動画共有プラットフォームです。
TikTokのオープンソースでFediverseと連合できるようになったものです。
Lemmy
オープンソースのセルフホスティング可能なリンクアグリゲータープラットフォームです。
ユーザーがコミュニティを作成し、リンクやテキストを投稿、議論、投票できます。
Fediverseで他のサーバーと連合できます。
PeerTube
分散型でオープンソースの動画共有プラットフォームです。
Fediverseで他のサーバーと連合できます。
Odysee
LBRYブロックチェーンを基盤とした分散型の動画共有プラットフォームです。
ユーザーが自由に動画をアップロード、共有、収益化できることが特徴です。
コンテンツの検閲が少なく、ユーザーが自らのチャンネルを管理できるため、自由な表現が可能です。
また、ブロックチェーン技術により、コンテンツの永続性が保証されています。
Nostr
分散型のソーシャルネットワーキングサービスであり、中央集権的な管理者が存在せず、ユーザーが自らサービスを構築・運営できるプロトコル(←ココ重要)です。
自由度が高く、ユーザーのプライバシーを重視したSNSとして注目されています。
Bluesky
今、Xの代替として最も注目されているプラットフォームです。
さまざまな著名人や企業公式アカウントが続々と登場しています。
個人的にはMastodonやMisskeyのほうがいいと思いますけどね。
分散型SNSであり、ユーザーが自分のデータを管理できる新しいプロトコル「AT Protocol」を採用しています。
ユーザーの自由度と透明性を重視した新しいソーシャルメディアプラットフォームです。
Concrnt
ユーザーが秘密鍵を用いて自己の同一性を証明する新しいSNSプラットフォームです。
リアルタイムイベントを受信できるwebsocketを利用し、個人の「ホームタイムライン」と複数人で共有できる「コミュニティタイムライン」を提供しています。
また、ユーザーはシークレットコードを使用して秘密鍵を管理し、投稿やアクティビティを簡単に追跡できます。
さらに、特定のユーザーにのみメッセージを送る「ウィスパー」機能も備えています。
日本人の開発者を中心にオープンソースで開発されている注目のプラットフォームです。
タイッツー
2023年7月にサービスを開始した新しいSNSで、ユーザーが「タイーツ」と呼ばれる140文字以内の投稿を行い、他のユーザーと交流できるプラットフォームです。
ユーザーの楽しさと安心感を重視した設計が特徴です。
Fiicen
日本発の新しいSNSです。
Twitterに似たデザインで、使いやすさを重視しています。
日本の高校生によって開発されています。
Subnect
日本の18歳によって開発されているプラットフォームです。
uwuzu
日本人によって開発されているオープンソースのプラットフォームです。
Hive Social
XとInstagramの要素を融合させたモバイル専用のソーシャルメディアアプリです。
ユーザーはプロフィールの色や音楽をカスタマイズでき、自己表現が可能なところが特徴です。
Maven
フォロワーや「いいね」の機能が存在しない新しいSNSです。
このプラットフォームでは、ユーザーが自分の関心のある話題を投稿すると、AIがその内容を分析し、関連するタグを付けて他のユーザーに提供します。
これにより、ユーザーは他者の反応を気にせずに自由に会話を楽しむことができます。
また、セレンディピティ(偶然の出会い)を重視しており、ユーザーが新しい興味を発見できる環境を提供しています。
デザインはシンプルで、ユーザーが安心して利用できることを目指しています。
Parler
2018年に設立されたアメリカのソーシャルメディアプラットフォームです。
主に「言論の自由」を重視し、最小限のコンテンツモデレーションを行っています。
ユーザーは自由に意見を表現できる環境が整っており、特に保守的なユーザーやトランプ支持者に人気があります。
Parlerは、他の主流SNSに比べて検閲が少なく、ユーザーのプライバシーを保護することを目的としています。
また、最近ではブロックチェーン技術を活用したアプリの開発にも取り組んでいます。
SPILL
SPILLは、元Twitterの社員によって設立された新しいSNSです。
ビジュアルとテキストを融合させた投稿スタイルが特徴です。
ユーザーは「こぼれ話」と呼ばれる投稿を行い、画像や動画、GIFを使用して視覚的に表現できます。エンゲージメントを促進するための機能として、ハッシュタグやコメントツールがあり、投稿は新しい順に表示されます。
日本では利用できないのが悲しい😢
Lens
Lens Protocolは、分散型ソーシャルメディアの基盤となるプロトコル(←ココ重要)です。
既存の中央集権的SNSの問題を解決し、より自由でユーザー中心のソーシャルメディア体験を提供します。
イーサリアム上に構築されています。
ユーザーネームはイーサリアム上のNFTですが、筆者はイーサリアムは使用していないので使用していません。
distrikt
distriktは、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型のプロフェッショナルソーシャルネットワークです。
このプラットフォームでは、ユーザーが自分のデータとアイデンティティを完全に所有し、管理することができます。
Internet Identityという、ユーザーが従来のパスワードを使用せずに安全にアプリやサービスにログインできるWeb3時代における新しい認証手段(長くなるので詳しくは触れません)で登録できます。
おわりに
ここまで、さまざまなプラットフォームをご紹介してきました。
これからのキーワードは分散型です。
自分のデータは自分で保有・主張する時代に変わってきました。
皆様のソーシャルメディアプラットフォーム選びの一助になれば幸いです。
他にもおすすめのものがあれば、Mastodon(@[email protected])までぜひご連絡いただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。