マネジメントの本質と人間の本能の間に発生するバグ

danimal141
·

マネジメントの成果は「自身が関わる組織の成果を最大化すること」であり、その本質は機会提供や仕組みづくり、成果支援などによってメンバーの成長を牽引し、その結果として組織成果を最大化することだと考えている。

特にリーダーや組織のコアとなっていくような人材を多数輩出していくには機会提供によって本人達に意思決定経験、成果創出経験を多く積んでもらう必要がある。そのためには自身の持っている機能や責任を要素分解し、メンバーに適切な時間軸で適切なサイズで分け与えて行くことが重要になる。

ただこれは「自身を組織にとって不要な存在にしていく活動」とも言える。マズローの欲求などにもあるように人は本能的に「誰かに必要とされたい」という欲求を有している。この構造によって、本当は自分をReplaceableにしてメンバーに成果を出してもらわないといけないのに、本能がそれを嫌がるといったある種のバグがあるのではないかと思う。

いったん自分はこのバグに正面から向き合い、自分を不要な存在にするための活動を行ってみようと思う。その先により難しい、自分にしか解決できないようなテーマが待ち構えていたら嬉しいし、なければまた探しに行けば良い。

自分は比較的、承認欲求は弱い方だとは思うが、誰かから必要とされていたいぐらいのレベルの感情はある。こういった欲求や感情を飼い慣らした先に何か面白い世界が広がっていると嬉しい。

@danimal141
完全に立ち往生したエンジニアです。