ウマ娘プリティーダービーのアニメ、Road To The Topが劇場版に再編集され、2週間限定で公開された。
来場者特典は色紙、初日はあいにくと仕事だったが、仕事終わりに友人と観に行ってきた。
ウマ娘はアニメから入り(正確にはyoutubeからだが)、ゲームをやって、しかしゲームは半年ほどで飽きてしまい、気が向いたらログインするというような状況だった。
それが再燃したのが、去年Youtubeで公開されたRTTT。
4話で終わるという短さと、Youtubeで無料で観られるという点で、眠れない夜の共に一気見した。
とにかく面白かった。
ウマ娘のアニメではどうしても通過点で終わりがちなクラシック三冠(実際通過点でしかないのだが)に焦点を当てたこの話は、スポーツものとして非常に完成されていたと思う。
というのも、ウマ娘というコンテンツで描かれるのは、どうしたってひとりのウマ娘の競技人生だ。
ゴール地点は彼女たち(もとの競走馬たち)の終着点になる。
もちろん、ゲームではイフもあるが、アニメでは基本的に(レースの結果を含めて)これを改変するようなことはしない。
一方、このRTTTは、ゴールがレースの側にある。
一生に一度しか走ることのできないクラシック三冠、その最後の菊花賞がこの物語のゴール地点になる。
もちろん、作中でオペラオーが言っているように、結局そこは通過点に過ぎないのだが、物語としてはそこでひとつ区切りがつく。
たった一度しか出られないレースで、たったひとつの冠を競い合う物語。
ウマ娘自体は私個人はスポーツものとして見ているが、中でもRTTTはインターハイや高校野球を題材とした物語に近いものを感じたのだ。