時間の使い方がいつまで経ってもうまくならない。
たぶん単純にやりたいことに大して時間が足りていないのだとは思う。
時間がないというのは言い訳だと言う意見もあるけれど、体はひとつしかないので物理的にできないものはできないのだ。
つまるところ、何かを犠牲にしなければいけなくなる。
若い頃は真っ先に睡眠時間を削っていた。
何もできない時間だからだ。
だが、歳を取って、睡眠時間を削るとそれだけで体が思うように動かなくなるようになってきた。
頭も回らない。
効率を上げるどころか下げるとはよく言うが、睡眠時間は最も削ってはいけない時間になった。
食事の時間は、個人的になかなか削れない。
というのも、単純にお腹が空いていると作業が手につかないからだ。
頭が食べ物のことばかり考えてしまうので、やはりこちらも作業効率ががくりと落ちる。
食べ過ぎたら食べ過ぎたでまた眠くなってしまうので、そうならない程度に胃を満足してやる必要がある。
とはいえ、最近また体重が増えてきたので、食べる量や運動量を意識しないとな……というところだ。
社会に出る身として削ってはいけないとわかりつつ、サボってしまいがちなのが風呂だ。
風呂にも入れなくなると、精神的にはかなりまずい状態だとよく言うが……それでもなんとなく、人に会わない休みの前日などは風呂をサボってしまう。
とはいえ、風呂に入らなかったらその分の作業ができるのかと言われると、なかなか微妙だ。
もともと作業をしていて、夢中になっている間に風呂の時間がなくなるパターンはいい。
だが、もともと風呂に入る時間として確保していた時間に、じゃあ別のことができるかと言われるとなかなかうまくいかない。
むしろ、風呂に入っていない事実を思い出すと、どうにも体がむず痒くなる。
やはり風呂も入った方が良さそうだ。
当然ながら仕事の時間は仕事に費やすので、削れる時間は限られてくる。
残るは通勤時間だが、これは確かに削りたいものの筆頭だ。
前職は30分とかからなかったうえに徒歩だったため気にならなかったが(むしろ最近の太り具合を見るに、良い運動になっていた節もある)、今の仕事は電車通勤で最短でも1時間ちょっとはかかる。
とはいえ、引っ越しもそうそうできるものではないから、通勤時間にできることを増やすのが正解なのだろう。