データオーナーやデータスチュワードについてインターネットで調べてみる。
なかなかヒットしないな~と思ったらGoogleで英語検索するようにしているので、例によって英語検索してみた。
するとなぜかデータオーナーとデータスチュワードの"違い"に関する記事がいろいろ出てくる。ほほう?もちろんデータマネジメントの考え方的にはそんな離れたロールではないだろうくらいに思っていたけど、比較するものなのか?
そんなことを思っていくつか記事を読むと、なぜこの二つの関連性を語るかが読み解けてきた。
いくつか読んでざっくり頭に入ったので、忘れないうちに書いておく。
データオーナーというのは、あるデータセットやデータドメインにおけるCEOのようなもの。データに対して責任を持つ。データの品質や保護、データの定義に対して責任を持つということだ。
責任を全うすべく対象データに関する適切なアクションを取るためには、予算やリソースを自由に扱える権限を持つことが必然的に求められる。
しかし、普通に考えて、そういった役職に就く人が日々のデータの面倒を見られるか?という話になる。ここでデータスチュワードの出番だ。
データスチュワードのスチュワードという言葉が、執事や世話役、財産管理人などに訳されることからわかるように、データオーナーに"任命"されて、データオーナーの代わりに、データマネジメントに関するさまざまなタスクをやり遂げることが求められる。よしなにやっといてくれや!!!と言われてあいあいさー!!!と答えるイメージだ。
こうした関係性を持つことからわかるように、データオーナーは責任を果たすべく、承認という形でデータマネジメントに携わることが多くなる。データスチュワードが実際の検討や調整を重ねて手を動かしていくものの、OKを出すのはデータオーナーなので、そういった意味でデータオーナーは責任を果たすことになるのだ。
こういった流れで読み解くと、かなりわかりやすいというか、もう忘れないなって感じがする。これで一つ知恵がついた。組織設計というドデカパズルを解くための小さな1ピースにはなったのでは?
↓参考資料