2024年の抱負 -私にとって趣味となにか

datahaikuninja
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趣味を聞かれたら、筋トレと答えているけど、内心では私にとって筋トレは趣味なんだろうか?と考えてしまう。筋トレは大学1年生の18歳から始めたから、もう10年以上続けているけど、10年も継続している活動は趣味と言えるんだろうか。私にとって体を鍛えることは完全に習慣化していて、当たり前になっている。

継続年数は関係ないと思う。趣味という言葉がしっくりこなくなった時点が10年間のうちのどこかにあったんだと思う。社会人2年目くらいだろうか。

大学院生の頃はBIG3のトータルをまだ真面目に微増させようと努力していたし、新橋に住んでいた社会人1年目の頃は19時台に仕事を終えてオフィスから帰宅して食事をとって、わざわざ20分近く歩いて浜松町のanytimeに週2回は通っていた。この頃までは、筋トレは趣味だと思っていたはずだ。

社会人2年目はコロナ禍で実家に戻って生活と仕事をしていた。この年は2020年で、何月だったか忘れたが、実家から徒歩5分の距離にanytimeが開店して、非常に喜んだ。しかし、徒歩5分圏内の割には週2回以上通うことができなくて、惰性と会員料金がもったいないという理由で通っていた。2020年は仕事量が増えて、こころとからだの両面で疲れていて、仕事終わりのBIG3のパフォーマンスが悪かった。この頃まではBIG3に向き合わない者はトレーニーにあらず、と考えていたので、信条を守るためにBIG3をやっていたけど、扱える重量が下がっていくことがつらかった。

社会人3年目、2021年に彼女と同棲したくて今の家に引っ越してきたタイミングでanytimeを解約してホームトレーニーになった。このとき、BIG3を継続することを完全に諦めた。それでも、トレーニングはやめたくなかったから、pull-up/dips standとケトルベルを揃えた。この頃には、筋トレは習慣の位置づけだったと思う。もう筋トレに趣味という言葉を結びつけることにもやもやしていた。

ここまで書いて、そういうことではないかと思ったことがある。私にとって、趣味であるかないかの線引は、それをすることが喜び・快を増やすのか、それをしないことが私を不快にするのか、この2つの間にありそうだ。筋トレは徐々に、それをしないことが私を不快にする活動になっていった。筋トレをしないと私は不快である。これは間違いなくそうだと言える。トレーニングしないと、筋肉の張りが失われる、関節を動かしづらくなる状態になる。なんとなく体がだるいのだ。頭を使う活動、要は仕事と勉強の意欲も低下してくるので困る。でも、それをしないことが自分を不快にする活動はやはり趣味じゃない。歯磨きと入浴をサボると不快なのと近いと思う。

また、少し唐突だけど、トレーニングの継続は、ある意味で経済合理性がある。健康寿命の延長に寄与するからだ。運動の習慣は健康寿命にとって間違いなく重要だと言える。人生において健康である期間が長いほうが、医療費が減るので経済合理的だ。それに、健康であるほうが幸せだ。生きていても思うように体を動かせず、病気による様々な苦痛に耐える人生は不幸だ。

私がトレーニングを続ける理由は、やらないと不快だからであり、経済合理性もあるからだと思う。

2024年は趣味を始めようと思って書き始めたら、私にとって趣味とはどういった活動を指すのかを考えてしまったけど、2024年は以下を趣味にできるか試してみたい。

  • コードリーディング(Go, Rust)

  • ゆるふわ競技プログラミング

  • 資産運用に必要な範囲のマクロ経済学

2024年から、仕事でGoを使うことになったので、公式ドキュメント、様々な書籍やリポジトリのGoコードを読んでGoらしいGoをかけるように努力したい。低レイヤ、CLIツール開発の関心が依然高いので、これらの分野でよく見かけるRustにも入門したい。

仕事でアルゴリズムの知識を求められる場面もあるので、ゆるふわっと競プロをやることで、アルゴリズムに入門したい。GoとRustで解いてみたい。

資産運用については、これまで自分の頭で考えずに米国株インデックスに投資してきたが、新NISAが開始されたこの年に、自分の頭で考えて投資できるようになりたい。米国株は割高というか、過大に評価されているという話を聞くので、日本株、金、債権など他の金融商品を組み込んだポートフォリオにしたいと思っている。ところが、どの商品をどのくらいの比率で買うのか、自分で考えるための知識が足りてない。Webの記事や動画から得られる情報は参考にはなるが、決定的な情報になり得ない。なぜなら、誰かの言う通りに買いましたでは、損をしたときに自分を納得させられないからだ。投資は、あるシナリオにbetすることだ。Webの記事や動画が語る投資の勝ち筋を真似て同じシナリオにbetするとしても、なぜbetするのか自分の言葉で自分自身に説明できなければダメだ。もしも投資成績が元金以下で確定してしまったとき、自分の頭で考えた結果であれば納得できそうだが、他人の意見を鵜呑みにした結果は受け入れられないと思う。自分の時間を切り崩して得た金なのだから、真剣に使わないといけない。

コードリーディング、ゆるふわ競プロ、マクロ経済学、この3つは私を喜ばせると思う。よい仕事ができるようになるし、うまくいけばお金を増やしてくれるから。よい仕事ができるようになれば時給も高くなるかもしれないし、時給が高くなれば、その分投資に回せるお金も増える。