自作キーボード(30%キーボード)の入門機がやってきた
GreenEchoes Studioの河村さんからGravity36を提供いただきました。
Gravity36は河村さんが企画、takashicompanyさんが設計されたキーボードでGreenKeys Shopにて販売予定のキーボードキットです。(最下部にリンク集をつくりました)
30%キーボード、ひいては自作キーボードの入門におすすめだと感じたため紹介します。
Gravity36とは?
Gravity36は、左右18キー合計36キーを持つ分割式ロウスタッガードレイアウトのメカニカルキーボードです。
コンセプトは「入門ハードルを下げたキーボードキット」です。
自作キーボードキットに興味はあるものの、ハンダ付けが必要であったり、特殊配列がゆえにキーキャップの入手性が悪い、各種パーツを自身で選定してそろえる必要があるなど、初心者にとっては非常に入門ハードルが高い「ガジェット」となっています。
その現状を踏まえて、「誰もが気軽に楽しめるキーボードキットを作ろう」という思いで、Gravity36を企画しました。
それぞれの勝手な解釈を書いていきます。
配列の話
Gravity36は、左右18キー合計36キーを持つ分割式ロウスタッガードレイアウトのメカニカルキーボードです。
1u(親指箇所2キーのみ1.25u)で構成された綺麗なロウスタッガードです。
一般的なキーボードから移行する場合でも運指に惑うことなく、かつ最下段の親指箇所6キーがホームポジションに対して左右対称に配置されているためタイピングに癖がありません。(最推しポイントなので強調)
キーキャップの話
コンセプトは「入門ハードルを下げたキーボードキット」です。
自作キーボードキットに興味はあるものの、ハンダ付けが必要であったり、特殊配列がゆえにキーキャップの入手性が悪い、各種パーツを自身で選定してそろえる必要があるなど、初心者にとっては非常に入門ハードルが高い「ガジェット」となっています。
その現状を踏まえて、「誰もが気軽に楽しめるキーボードキットを作ろう」という思いで、Gravity36を企画しました。
自作キーボードを始めた時、キーキャップセットが1万を超えたりするとギョッとしていました。(今は完全に麻痺してます)
またセット内で使いたいキーの高さが合わなかったり、使わない/使えないものがあったりすると「なんだかモッタナイナー」となったものです。
しかし、Gravity36には特注キーキャップセット(KAM ASTHA Special Set)が付属します。
基本的なアルファベット、記号が印字されたキーキャップ
汎用性のあるシンボルが印字されたキーキャップ(アクセント色有)
で構成されており、紹介した写真のように黒をベースにしてシックにまとめたり、カラフルなキーをアクセントに使えたりと万能です。またKAMプロファイルでキーの高さが同じなため、この「この印字のキーキャップをここに持ってくると高さが変になる...」といった心配もありません。
Gravity36だけでなく、他のキーボードにも転用できるキーキャップセットだと感じました。(KAMプロファイルのミニマムなAlpha kitとして)
これらが付属していることも自作キーボード(30%キーボード)の入門としておすすめの理由です。
アクリルの話
カスタマイズ関連でアクリルプレートはデフォルトで付属するクリアタイプのほか、遊舎工房のサービスで各種バリエーションがあるようです。マットなアクリルが好みの方はこちらもチェックですね。
そもそもキー数足りるの?
30%キーボード(36キーしかない)なんて、仙人が使うようなものだと思っていました。が、全く心配いりません。
Gravity36-キーマップとキーマップの変更方法について - GreenKeys(グリーンキーズ)
にキーマップ例や変更方法が丁寧に説明されていたり、検索すれば参考になる情報は出てきます。
キーマップを自分用に最適化する作業も楽しいので、もし気になっているのであれば、ぜひ足を踏み入れてみてください。
さいごに
Gravity36は「自作キーボードの間口をより広げていこう!」という河村さんの想いが伝わってくるキーボードキットでした。
FAQの充実っぷりと丁寧さもリスペクトです。
リンク集
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狭ピッチを特徴としたキーボードやキーキャップ、色とりどりでオリジナリティのある製品を販売されているお店