シンプルな構成にこだわってキーボードを自作しました
最近のキースイッチはどれもレベルが高く、新しいものを見かけたら「ひとまず試してみたい」と思う機会が増えました。
気軽にキースイッチを変えたい
なんならケースも気分で変えたい
という要望を叶えたのがbksl36です。
全体の構成
ボトムプレートにPCBとトッププレートを置くだけ
ネジ無し、マグネット使用(必須ではない)
のシンプルな設計です。
PCB交換の流れ
トッププレートを外す
PCB差し替え(好きなキースイッチ、キーキャップのものに)
トッププレートを置く(好きな素材のものに)
ネジがないため交換のハードルがグッと下がります。
また上下2ピース構成なので異素材の組み合わせも楽しめます。
打鍵感に関して
PCBにテープMod+Poronシート(3mm)を敷いても少し余裕のある内部設計にしています。
Poronシートを敷いただけでもバランスのよいクッション性があり満足しています。
打鍵音に関して
スイッチプレートがなく、密閉性のあるModはできないためハイエンドキーボード特有のコトコト感を出すのは難しいです。
PCBにクッションフォーム+ スイッチプレート用のフォームを貼ったりしていいカンジにしています。
配列に関して
bally の先行公開時、36キーを使えるようになりたいなあ と思い修行しつつヘビーユースした結果この形になりました。
元々「All 1uが正義」なスタンスでしたが、ロウスタッガードの見た目に憧れていました。
※Asymplexのおしゃれバーが使えるのも嬉しいポイント
ケースまで作ってみて学んだ点
(ケース設計自体はプロの方と要件をすり合わせて作ったのですが)
ケースをスイッチプレート兼用にすると打鍵感が硬くなる
3DP製のケースは歪むと辛い(熱湯やエンボスヒーター等で修正可能)
など実際に作って/使って学んだ点がありました。
気になった方へ(※ビルドガイドはありません)
https://github.com/tysmmsy/bksl36
でケースデータ含めて公開しています。
このような構成のキーボードが増えたらいいな と思っています。