坂道途中の階段に立っている少年の、風になびく黒髪から少し見える瞳には何が映っていたのだろう。
夢か? 希望か?
悲しみか? 後悔か?
恐れるな、己の内から湧き出る本能を恐れるな。
強く、たくましく。
本能は敵ではない。大きな味方だ。
少年は階段をひとつのぼり、夕日はまた少し建物へと沈む。
荒波を恐れるな。
帆を立て、沈んではならない。
沈黙は自己への敗北。
君たちは歩みを止めてはならないのだ。
そして僕たちは彼らを止めることはできない。
彼らの道はすでに開かれている。
宛のない旅。
Boys, be ambitious.