自分の喋りを録画したり録音するのって面白い。
録ったものを見る行為は慣れるまでかなり苦痛だけど、やはり発見がある。3年ほど前に自分のプレゼン動画を見たんだけど、思った以上に覇気がなくて面白くなってしまった。
友達と一対一で喋る録音も聞き返す。大体、相槌と質問ばかりしてしまう。 喋りのスキルがないゆえに聞き手側に回ってしまうのはPodcastでも日常会話でも同じだ。しかも、会話を盛り上げたり、新しい視点を提供したりする質問ができていないから余計にたちが悪い。
喋りでもう一つ下手だなと思うのは、文章を最後まで言い切れてないこと。例えば「 今の社会って、そういう積極的な行動がなされていないよね。」みたいなことを言おうとして、実際に口出ているのは「あー、なんか、今の社会って、そういう行動がねぇ...ちょっと、ないというか.......」みたいな文章。形のできていないぐだぐだ尻切れトンボ発話。フィラーも多い。
友達に誘われてゲーム実況(まがいのもの)もやってみたけど、これもまた難し面白かった。普通にゲーム実況やっている人はマルチタスクの天才だとしか思えない。ゲーム内の情報、伏線、マップをしっかり把握して進めながら喋り、ユーモアや解説も入れる。
プレゼンにしろPodcastにしろゲーム実況にしろ、視聴者のことを考え、分かりやすい声量・説明・間を意識的にコントロールできるということがまずひとつ、一番大事だよなあと当たり前のことを思った。
あと大事なのは、ちゃんと素の自分を曝け出せるということだと思う。素の自分が8割、演出してる自分が2割くらいになるといいのかなあ。数あるPodcastやゲーム実況からその人を選ぶということは、その人の人間性を求めているということなので、素が出せていることはとっても大事だなと思った。