仕事で、タスクがある状態……昭和の言い方をするならばいわゆる「こちらがボールを持っている」状態が苦手。
脳みそが毒状態になってMPが削られる感じがする。
そんなわけで、「デザインのアイデアを出せ」とか、「イラストのラフを作れ」と言われると、期日より早くささっとやってしまう。
他部署の人や、役職が少し上の人には「仕事が早くていいね!」と気に入られることが多い。
別に仕事は早くない。ただ考えてないだけ。
他の人がじっくり考えたり、完成度を上げたりする時間を放棄してるから早い、それだけである。
例えば、健康セミナーの告知ポスターで使うお医者さんのイラスト制作、という依頼がきたとする。言われた通りにすぐお医者さんを描く。
一方、じっくり考える人はここで「セミナーのターゲットがわかりやすいイラストがいいんじゃないですか?」と言って、お医者さんではなく、体重計の上で悩んでる男性のイラストを提案する。こういうことをやってない。
気がつけば、会議であまり発言ができない人になってきている。普段の小さな業務で、前提条件を疑ったり、よりよくしようという姿勢になっていないから、意見が湧いてこない。
今後、手を動かして何か作るより、頭を動かして人やプロジェクトをディレクションしていく割合が増えていくと思う。そうなったら終わりだな。口からなにも出てこないんだから。