お久しぶりです。先日からヌルッとSNS禁してヌルッと既に再開しています。
特に理由はなかったんですが、強いて言えば「あー!見たくない!見たくない!インターネットなんか!」の時期だっただけですね。こちらのイヤイヤ期は既に終了しております。
そんな2週間?ちょいではサボってたジムを再開したり、引き続き漫画描いてたりしてました。
また進捗報告しつつ頑張ろうかなという感じです。暇な時にでもお付き合いください。
ところで今日森薫/入江亜季展行ってきました。

現代のアナログ作家二大巨頭すぎる。
両名共に以前からファンなのでニコニコで文学館の扉を叩きました。たのもー!

ヒィ〜〜〜ッッッ!!!
ちなみに写真全部OKだそうです。会場で終始鳴り響くパシャパシャ音。
スゲェぜ…単行本なんか縮小されてるから綺麗に見えるはずなのにそのまんまだ…ほんとにそのままの画面だ…とんでもねぇ…
カラーイラストもそのままだよ。

すっごいよほら……すっごいしか言えない…めちゃくちゃ近くで見ても筆の精度が高すぎる…怖い…もはや…
展示物はぜひみなさん行って見ていただくとして、(マジでおすすめです)
両先生からのコメントもゲキアツで良かったです。好きなものを全身全霊で描くを貫いてる人たちなので、熱量に感化されます。
他人から見た個性とか作家性というより、己れのこだわり/執念が辿り着ついた作品だと思いました。
以下、展示会を見て省みた部分。
私は最近フルデジタルへの移行にちょっと悩んでいて、というのもトーン/加筆修正をクリスタでやるのにだいぶ慣れたおかげです。
iPadなんですけど、とにかく作業しやすい。
だから線画もデジタルでやれれば(iPadで完結出来れば)スキャン手間とか減らせるし、何よりもっと見栄え良くなるかなぁ(やっぱり細かい線が潰れるから)というざっくりした憧れがありました。
しかし展示会のコメントや原稿見てて、あ〜見栄えとかじゃないな…私ペン画(つけペン)好きだな…と思いました。
なんというか、自分の中でこだわって確実に手放しちゃいけない部分と、変化を促す為に軽やかに捨てる部分の見極めってマジで難しいな。
悪く言えば固執してるんじゃないかって話だし。停滞じゃないか?というか。
私は趣味でしか描いておらず、絵上手くないですし(という自覚はあるけど自分の絵は好きだよ、あくまで相対的な意味でね…)
アナログからデジタルに移行しても変わらない人とかも多いですし。私なんで紙で加筆修正前提で描いてんだっけ?という気持ちも最近思うことが多かったです。
でもいざ線画デジタルやると、他人から見たら変わんなくない?ってところには多分いってるんだけど「………いや無いな…」となって紙に戻っています。
結局紙につけペンで描くのが好き/墨が好き/線を重ねていくのが好きなのに、フワッとした形のない理想や憧れ、隣の青い芝を求めて回り道したなと反省しました。
理想は一生辿り着けない願望でしかないのにね。空論ですよ。
つけペンは私がこの先もこだわって持ってて良い部分なのかもしれないな、とちょっと勇気をいただいた展示会でした。
ていうかもう10年以上描いててこだわってないですって言うの無理あるだろって話なんですけど…認めろよ…っていう…
やっぱねぇ、紙にカリカリ線引いてる音と感触が好きですね。素直になりな。
まぁ上記回り道も別にネガティブな感情ではなく、うまくなりてぇな〜の試行錯誤のひとつであった為、ここでひとまず結論を出せて良かったのではないだろうか。
とにかくテメェの好きを形にして世に出しな?漫画は読まれないと始まんなくね?とも両先生コメントで仰ってたので、はい!(腹を切る)という気持ちです。私はまずそこだから…はい…ほんまに…
と言うわけで、
①線画ペン入れは妥協せずに描く
②ベタまではスキャン前にやる
③11月末〆切守る
この辺のルールで頑張っていきたいです。
よろしくお願いします。