ヒットした映画のそれほどでもない続編や、名盤と呼ばれるアルバムのつぎに出て商業的にさほど振るわなかったアルバムなどを好む傾向があります。後者は、可処分所得が少なかったために中古CDの安いやつばかり買っており、そのせいでよけいにそうなったように思います。
2001年宇宙の旅も好きだけれど、2010年を偏愛しています。あの、祭りが終わって片付けが始まったのを眺めるような感じ、チャンドラ博士が退出するときのディスカバリー船内の、魔法が消えてしまったような、撮影が済んであとは片づけるばかりのセットのような空気……ああいうものをわたしは書きたい(書かないほうがいいかもしれない)
2010年は、女性の声でHAL9000そっくりに話すという完成度の高い芸を声優のかたが披露してくれる同型コンピュータのSAL9000もとてもいいです。