あとがき『十年愛』シリーズ

詩音
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 これは元々、さらっとしたスケッチみたいな短編として書き始めた話だったんです……。

冒頭の、密室でrkwに抱きしめられる先輩っていうシチュエーションだけで書き始めたのですが、書いているうちになんやかんや設定ができてきて、リョーちんとか出したくなってしまって、気づいたら三部作になっていました……。

私はどうやら10年というのを、rkwの恋愛において大事にしているらしく……多分、15歳(高一)で出会って、25歳でちょうどプロとして立場を確立するまで、を一括りで考えて10年という年月を作中で使いがち、です。

二話目も冒頭の「好きなひとがいた」っていう独白をrkwくんにしてほしくて、そこからだーっと書いていきました。

なので三話目はわりとエピローグ扱いというか、一話二話でそれぞれの気持ちがはっきりしているし、rkwも先輩と会うっていう目的を達成しているので、ここで終わってもいいかなあと思ってました。が、やっぱり自分が二次創作を読むときに、確固たる幸せを求めてしまうので……ちゃんと二人はここから始まるよっていうのを書こうと思った次第です。

まさかその後ハロウィンネタでもこの二人を使うとは思いませんでしたが。

でもイベント制作会社勤務って結構面白いと思っていて。いろんな人に出会えるしいろんなところに行くし。なんなら今後rkwが日本代表としてプレーするときに、仕事で彼女が絡むことになって、見知った面々にやいのやいの言われながら、「オレの彼女なんで、余計なことしないでください」とかって、先輩たちに啖呵切るrkwも書けたりするのかなーなんてぼんやり思っています。

@dearest
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