2024年4月、大学院生と社会人を両立していたが、会社を辞めて大学院生一本に戻った。
2周目の後半に入った感覚。
1周目前半
1周目の前半は大学の学部1年から3年頃の期間。
数学の教員志望で数学科に入ったものの、何をしようかと悩み、友達もほぼできず苦しんでいた学部1年生のこと。マラソン完走をきっかけにやりたいことに手を出してみようと、専門外の授業や留学プログラムや福岡のスタートアップ関係のイベントなど色んなことにトライしてみた。
そんな時間の中で出会った友人たちと大学から補助金を獲得してとあるプロジェクトを進めていたが、自分からそのチームを壊してしまった。選択自体は間違っていなかったが伝え方はもう少しやりようはあったと思えた。
そのタイミングで自分だからできることは何かと考えた時に手元にあったのは専攻の数学だった。数学科の中でこのような活動をしていたのは自分くらいだったのでその時に、「数学と社会の架け橋」を目指そうと思った。
1周目後半
数学の研究室は雑に純粋数学と応用数学に分類される。
前半の背景もあり迷わず応用数学の研究室の中でいくつか研究室訪問をさせてもらい、一番産業との距離が近いと思えた研究室に希望を出し、無事配属された。
研究室に入ってからは最初は理論的なお勉強をしながら、先輩達が企業とどう共同研究をやっているかをみていた。院試修了後、とある共同研究のリーダーを任せてもらったことがきっかけで一気に自分の研究というものを進めることになった。とはいえ、最初は自分で定式化する能力がなく、こんなことしたいなと話したらそれに合わせて先輩方が定式化しているのを眺めて少しずつ身につけていった。
自分や先輩の研究発表で海外出張にも多く行かせていただき、修士の間だけでも4回行った。
研究留学の予定のタイミングで新型コロナの世界的流行により、計画断念となった。
2周目前半
2周目の前半は会社に入った時。深層学習等学術的成果の社会実装を学ぼうと入社し、深層学習・機械学習関連の研究開発に携わりながら、システム開発の全工程に携わり、専門とは全くいえないが一通り学ぶことができた。
臆せず言うと、1周目後半で身につけたスキルよりも1周目前半での学びを活かして貢献した部分の方が強いと思う。
2周目後半
と言うわけで今に至る。まずは博士号取得を目標に研究を続け、その後も研究を仕事にできるポジションを探す。キャリアの前半で海外で数年修行したい。
このように探索フェーズ、深化フェーズを数年置きに繰り返してきた。
2周目は1周目に比べ、どちらのフェーズでも具体性が増しているところは良い。
2回目の深化フェーズは始まったばかりなのでこの数年(3~5年)はこれを続ける。
長期的な方向性*は定まったので後具体的に何を対象とするのかについては目の前のことに取り組みながら決めたい。
長期的な方向性
応用数学分野でアカデミックとビジネスの架け橋となり、学術的貢献と社会貢献を両立する
自分の好きな表現を続ける (それを通じて他者がおもしろいと思ってもらえれば嬉しい)
軸は写真
その他キーワード : 歌・ジェネラティブアート・ことば・料理