今日ね、先生にメール送ったんだけど、無視されたんだ。
メールの返信を待っている間、家でじっとしているのが辛かったから、
南町田まで行って、カルディでチョコレートを買って、東急でカフェオレを買って、鶴舞公園に行ったんだ。
そしたらね、人がいた。
多いと表現すればいいか、普通と表現すればいいか、まあ、平日昼間の普通の公園っていう混み具合で、
子供がボールで遊んでいたり、ピクニックシートを広げてランチしていたり、ベビーカーを押して歩いているお母さんがいたり、そんな人たちがいたの。
私も、ちょっと前まで、お父さんと一緒にここにきて、二人で話してた。
どうでもいい話をしてた。
内容は何にも思い出せない。
それくらいどうでもいい話。
私の隣には今誰もいないな、って思って、それを思ったことを確信してから、もう一度周りを見渡したら、みんなが楽しそうに見えて、私ばかりがつまらない気がして、身体が砕け散りそうになるほど惨めだった。
視界の端に、私と同じで、一人でベンチに座っているおばさんがいた。
そうだよね、一人ぼっちなのは私ばかりじゃない、って思えたけれど、もし、もしもあのときあのおばさんが視界の端にいなかったらさ、
私本当に死んじゃってたんじゃないかって。
本当にこの世で一番惨めなのが私で、この世で一番一人ぼっちなんじゃないかって、思いそうで。
一人で来てるおばさんがさ、私の命を救ったんじゃないかとさえ、思うよ。
だからさ、私はこれから公園に行くときには、こんな惨めなおばさんだって、頑張ってるよ、社会の片隅で、命の原型をとどめてるよ、そう表現して、発信するようにしようかな。
ただ黙って座ることによってね。
ああ、こんなことを一生書き散らかしていたいの。
朝になっても、夜になっても、ずっとこんなどうでもいい、頭の中に流れてくるノイズを絶え間なくタイピングして垂れ流しにして全部シェアしてもらったら、少しばかり頭の容量が軽くなりそうで。
ねえ、先生。
私の命をさ、スケールで量ったら、何グラムになると思う?
あなたの手のひらの中で握りつぶしてほしいな。
20230314 今日は ホワイトデー。
あなたは私に無視をしてくれた。