永遠の課題、仕事における「パフォーマンス」。
定時後までダラダラ仕事する癖がついていた昨年末。2024年は改善しようと、この1ヶ月はちょこっと行動変化を試してみました。うまくいく日といかない日があるけれども、先月よりかは「今日やりたいこと」をやりきる割合が上がった・夜遅くまで仕事をする日が減ったなと感じています。
この1か月に行った試行錯誤を記録しておきます。長いです。
「パフォーマンスが出せた」の定義
私個人における上記の定義をしたうえで、現状と照らし合わせたときの課題→それを解決するための行動→結果、というステップで見ていきます。
Q1. 「パフォーマンスが出せた」とはどんな状態か?
やると決めたことが達成できている(自分もしくは周りの期待通り以上に物事が進められている)
「やりきった!」という爽快感と安堵がある
物事として進捗や結果が出せているのはもちろんのこと、心身的な力みが抜けて思わず表情も緩むような、そんな瞬間が訪れたときに「パフォーマンスが出せた」と感じるかな、と思いました。
Q2. では、日々 1 や 2 を体感しているか?
12月時点では、少なくとも1~2か月その感覚を思い出せないな・・・という状態でした。昨秋とある重要な業務があり、それが終わったときは「頑張った!」という感覚がありましたが、うーん、最近の仕事については特に思い当たらない。頑張っていない、という訳じゃないと思うのだけど。。
Q3. なぜ体感していないのか?どうしたら体感できそうか?
Q1の定義からもう少し掘り下げてみると、今の自分は3つの観点で課題があると仮定しました。それらの課題からネクストアクションを考察していきます。
タスク管理
時間管理
集中力
課題1 - タスク管理
やると決めたことが達成できている(自分もしくは周りの期待通り以上に物事が進められている)
ということは、そもそも何を・いつまでにやるか?を定義していないと、それらを達成できたかどうかの判断基準がありません。まずこの点は、最低限はできている状態でした。
タスクに気づいた段階で Todo リストに投稿する
その時点で期限を設定する
毎週月曜日に「1週間のタスク」にタグをつけて俯瞰する
毎朝当日に行うタスクをリストアップし実行順に並べ替え、上から実行する
以前は「ひとりスクラム」と題してSprintを定めてプロジェクト管理ツールでタスクを管理したりしてましたが、紆余曲折(というか不便なことや二重管理になったりで面倒になった)あり、業務タスクは Microsoft ToDo に落ち着いています。
じゃあうまくいっているのか?というと決してそうではなく、振り返って状況や結果を確認しなければ、仮にせっかく達成できていても自己認識されずに 2 の感情につながりませんし、何か問題を見落としてしまうかもしれません。私にはこの「振り返り」が圧倒的に不足していると感じました。
💡取り組んでみたこと
5minutes journal を仕事後に開く
フィットネス系YouTuber のがちゃん が作ったノート。過去に販売していた morning note が個人的によかったので試しに導入。
【新作】5 minutes journal | NOGA NOTE SHOP (nogachannel.official.ec)
毎週金曜日のタスクに「振り返り」を追加する
とりあえず「振り返りをした方がいいことを思い出す」きっかけとして。どう振り返るかまでは考えずに投入。
結果 = 🤔
正直なところ、習慣化がうまくいっておらず忘れてしまうことが多かったです。5minutes journal が書けた日は「意外と作業進んでいるな」とか「明日はあれを頑張ろう」という気持ちが湧いたのは確かなので、習慣化できれば効果は見込めそうです。
5 minutes journal のいいところはフォーマットが決まっていること。今後は週単位、月単位と振り返りの幅を広げていきたいところですが、それらのフォーマットを決めるか、逆にざっくばらんに書きなぐると決めない限り面倒くさくて結局やらなさそう。なので、来月は 5minutes journal の習慣化を目標にしようと思います。
課題2 - 時間管理
あれ、もうこんな時間?なのに何も終わってない・・・今日は一体何してたんだっけ・・・ということが日々、あまりにも多いです。情けない。
「時間の見積もりをして計画を立てましょう。」
おっしゃる通りなんですけど、やってみても全く見積もり通りにいかないんです・・・と言いかけて、そもそも、刻一刻と過ぎる時間自体を認識できていないんじゃない?ということにハタと気づきまして。
例えばポモドーロタイマー(25分作業+5分休憩を繰り返す方法)をApple Watchに導入して使っていたのですが、アラームが鳴ったタイミングでキリが悪いと「もうちょっとだけ・・・」と結局ずるずる作業を続けてしまっていました(休憩に関しても然り)。まったく守ってない。
「今日は18時に仕事を終えるぞ!」と朝時点では意気込んでいても、18時になってまだタスクが残っていればダラダラ延長x延長。日中の打合せには間に合うように必死で準備するし、業務後に友達との約束があれば切り上げられるのに、自分との時間の約束はまったく守れない。
更に最近読んだ書籍から気づきを得たのは、時間があればあるほど作業量が膨張するという「パーキンソンの法則」。思い当たる節しかない。
ただ裏を返せば、「この時間分だけタスクAに取り組んで、時間が終わればその時点のタスクAの状態で完了とする」とすれば良いのだ、と。なるほどー・・・
💡取り組んでみたこと
始業前に、その日のどこで各タスクを実施するのかスケジュールする
この時間内で出来上がったものを成果物とする(という心持ちをもって取り組む)
残り時間が可視化されるタイマーを使う
ポモドーロの時間配分を絶対に守る
結果 = 🙆
時間可視化タイマーが効いたのか、ポモドーロ遵守率が格段に上がりました。また、タイマーが鳴るまでにココまでやる!という小さな目標をもって作業にとりかかることで、体感速度と実時間のズレが少しずつ是正されたり、「完璧を求めてやりすぎる・だらだら続ける」が少し改善された気がします。
過去に勉強会を提供する仕事をした際に、前日深夜まで根詰めて準備した結果体調を崩すという最悪のパターンをおかしてしまいました。同様の仕事が最近あり、「この時間内でできるところまでやる。あとは当日どうにかなる」と腹をくくったところ、それなりのクオリティでしたが体調も心も安定した状態で当日に臨むことができ結果オーライでした。
来月以降も継続してみます。ゆくゆくは実際にかかった時間と比較して、見積もり力も向上していけたらいいのかな。
課題3 - 集中力
せっかく時間があっても若い頃(学生時代)ほど集中できない、長く続かないことにうすうす気づいていました。「集中する時間をのばす」のは人間の性質的にも限界があるので、せめてポモドーロの25分間は集中する!という、短時間の集中力向上を目指そうと決めました。
💡取り組んでみたこと
昇降デスク
集中力が切れてきた、眠気をうっすら感じたタイミングで意識的にスタンディングで使うように。1日に3回くらい。
ヘッドフォンのノイズキャンセリング機能
クローゼットの肥やしになっていたものをたまたま発掘🎧ずっとつけていると頭痛がするのでここぞという時にだけ着用。1日に2,3回。
ポモドーロタイマー
タイマー通りに仕事する!休憩する!
ノート
A5ノートを脇に置いておき、タスクに対して焦りを感じたりもやもやする感情が生まれたらその気持ちそのままノートに書きだしてみる。
「とにかくやり始める」
根性論みたいになってますが、やる気や集中は後からついてくる!と、気が重い作業もとにかく数分でいいから始める!を意識。
結果 = 👍
上記を活用できている日は1日のタスク消費量が増えました。タイムログをざっくりスケジューラーで記録しているのですが、空白時間(何やっていたかわからない。多分ぼーっとしてる)が明らかに減少しました。
特に効果に驚いたのはノイキャンヘッドフォン。在宅勤務なので音は気になっていないと思っていましたが、耳を軽くふさぐことによって作業への没入感が向上した実感があります。自ら発するちょっとした音(タイピングとか)や空調、外の工事や風の音などが意外と影響すると気づきました。来月以降も継続していきます。
ノートに、仕事中に感じた不安な気持ちを丸ごと書き出すのもよかったです。私の場合は次のアクションが決まっていないときに不安になりがちで、思いそのまま書き出していると客観的な気づきを得られ、「これやってみるか」と思い直すことができたりします。
自分の集中度合いを意識し始めてからひとつ気づいたのは、天候によって集中力が左右されていそう、ということ。一日曇天だったり風が強い日は集中が続きづらかったです。気圧変化が体調に影響しやすいのでそれかなと思いますが、天候はどうしようもない…そういう日は漢方飲んだり睡眠をしっかりとったり、タスクを調整したりなど「ペースを落としすぎない、でも頑張りすぎない」で低空飛行で乗り切るしかないかなあと。毎日毎日、同じように集中力を発揮できるわけがないですもんね。
窓の外にも目を向けて、体調とも相談しながら「その日出せるパフォーマンス」を発揮できるように試行錯誤しようと思います。2月も頑張るぞ。