先週末、今週末と立て続けに旅行に行きました。

大阪↔︎静岡の日帰りと、大阪↔︎福島の半・日帰り(夜行バス+夜行バス)です。
静岡:掛川花鳥園とさわやかハンバーグ
福島:アウシュビッツ平和博物館
旅行の目的はこの通り。静岡はお友達たちたちたち(大人数旅だった)の旅行計画にお誘いいただいて一部参加、福島はどうしてもアウシュビッツ博物館に行きたくて、現地集合で北のほうに住んでいるお友達を誘いました。
ということで、家を空ける日がたまたま2週続きました。
猫は2日くらいならご飯とお水を置いておけば大丈夫というのが定説(いえ事実です)なので、猫と暮らしていてひとり暮らしでも、旅行には行けます。二泊くらいなら大丈夫なんじゃないかな。ただうちのように10匹超えているとそうはいきません。なんなら普通の日でも、朝仕事に出て、夜直帰できないとちょっと心配になります。トイレを片付けてあげたい、というそれだけなんですが。夜に予定がある日は出社を昼からにしたり、それが無理なら母にお願いして夕方様子を見に行ってもらっています。それも無理なら予定を変えます。過保護です。広くて自由な外ではなくうちで暮らしてもらっている以上、せめて快適に暮らしていてほしいので。
静岡での日帰り旅は、『朝から仕事で夜に予定がある日』とそう変わらないので気楽なものでした。母に「何時でもいいから夜に1回だけ様子を見にいって、夜ご飯を入れてあげてほしい」と頼むだけで済みました。もし母に予定があって来てもらえなかったとしても、まあ大丈夫だったと思います。
福島県はさすがに遠い。新幹線での日帰りも調べましたが、金額と滞在時間とを考えると現実的ではなかったです。(わたしは飛行機に乗れない人なので、手段は陸路しかないんです)それで夜行バスで行き夜行バスで帰ってくるというツアーを自分で組んだのですが、2日目の早朝には帰るとはいえ、丸一日以上、2回の夜を不在にするのでおおごとです。
わたしは猫のお世話を、最低でも朝と夜と寝る前、の3回は必ずしたいと思っているので、母がいないとだいぶ無理でした。かなり前から伝えてお願いしておいたので、母は二日間泊まって猫たちのお世話をしてくれました。本当にありがとう。実家にも猫はいるのですが、圧倒的にうちの子たちの人数が多いので……行ったり来たりしつつ夜はわたしのマンションで、という感じでうちの子たちをメインとして見てくれました。実家とは徒歩15分の距離です。自転車と車を駆使する母ですが、他にも予定がたくさんある人なので大忙しだったんじゃないかな。大変感謝しています。たとえひとり暮らしをしていても、ひとはひとりでは生きていけない。
福島から帰ったわたしに、猫たちの様子を「さみしがってたよ」と母は言ってくれたけど、どうなんでしょうか。1.5日いなかったくらいじゃ気づいてないかもしれません。もと母と暮らしていた子もいるし(投薬がある子や体が弱い子はうちに越してきます。うちの子達と相性が悪すぎる子は実家に行きます)母はよくうちにくるので猫たちは慣れてもいるし、みんなとってはなんでもない二日間だったような気がします。人間は会いたかったし寂しかったよ。
今朝もおおよろこびで母にぺたぺた甘えてしがみついている子に、よかったねえお母さんのことずっと待ってたもんね、と声をかけました。そういう子もいます。
静岡旅のお話を、おなじく参加したお友達が書いてくれてとっても良かったので、『記録を残す』の真似をして福島旅のことを少し記録してみます。
お誘いして「いいよー」と同行してくれることになったお友達が、夜行バスで早朝に着く私に合わせて、朝早くからきてくれました。新白河駅。バスを降りて徒歩20分くらいだったかな。霧がかかって静かでひんやりした道が気持ちよかったです。

歩いてる間じゅう、あちこちに蜘蛛の巣があまりに張り巡らされていて驚いたのでとった写真です。

朝の7時からやっているという白河ラーメンのお店で、朝からラーメンを食べました。ちぢれ麺とほうれん草。チャーシューぶあつくておいしかった! 朝ごはんにご当地ラーメン。ここからもう非日常でわくわくしていました。
電車が1時間に1本だったのでちょこちょこ動きつつ、目的地に向かいつつ、な午前中でした。大目的のアウシュビッツ平和博物館と、13時指定で見学予約をした白河ハリストス正教会のために動くのが難しかったです。新白河駅、白河駅、白坂駅。この3つの非常に名前がややこしい駅たちに苦労させられました。
その記念の写真

おっとピントがかわいいちゃんに。今回まるで推し活かのように連れて行きました。
白河ではお城の跡に行き、櫓の中に入りました。石を落としたり矢を射るための穴から外を覗いたとき、大昔の迫ってくる敵が見えてくるみたいで、櫓の小窓から外を覗くのに夢中になりました。ああわたしこういうのが好きなんだ、と新たな発見。歴史とつながる感覚が不思議で、お天気の良さもあって心地よかったです。

この櫓です。お天気があまりにも良い。雨女を脱せたみたいです。


続いてアウシュビッツ平和博物館です。この建物自体が素敵で、本当に博物館?って外観なのですが、江戸時代の古民家を移設して利用してるようで、大好き!!がとまらなかったです。なかの様子も雰囲気程度に写真撮るのはOKだよ、ということだったので撮らせていただきました。そのうちの印象深かったもの。


立ち牢の面積と120センチの棒が心に残りました。館長さんがお話し好きな不思議な雰囲気のやさしいかたで、あと15分でここを出ないと電車に乗れない、みたいなタイミングで「時間がないとは思うけどお茶を入れるからよかったらぜひ」と声をかけてくださり、バタバタと移動してお茶とお菓子をいただきお話をすこしして博物館をでました。30分くらいで見てしまえるかな、という規模に思えたけど、結局2時間近く滞在しました。さらにはまたここに来たいな、と思わされるものがある場所でした。
博物館を出たあとで、見学予約していた教会に向かいました。白坂駅→白河駅。どうしても電車の時間がうまくいかずに、経由駅の新白河駅からタクシーで白河駅に向かいました。このややこしさ、もうむりです。私はどこ?ってなります。


教会、綺麗でした。教会内は撮影できないところでしたが、中もとても素敵な空間で、わざわざ開けにきて説明してくださったおじさんもとても良いかたでした。とても小さい空間なのに迫力があって、だけど静かで優しかったです。見学できてよかった。
ここまで書いて、こんなにわたしの趣味満載の旅に付き合ってくれたお友達に感謝の気持ちがとんでもなく湧いてきました。しかもこれだけじゃないの、アサイーボウルを一緒に食べてもらったり……(福島まできて!わたしは!そんなことをする!)ありがとう。本当にありがとうございました。

白河駅では駅併設の観光ステーションのようなところで日本酒の飲み比べもしました。教会に行く前ですね。500円。やすい!おいしい!こういうの、旅の醍醐味な気がして浮かれちゃいますね。

これは教会の後の散歩中に気になって入った喫茶店。地元でも旅先でもこういう場所に惹かれてしまう。もう10月なのに!と言いながら暑くて夏を感じていたので、ドリンクはアイスを注文しました。そして「(桃)」とえんぴつで書き足されたメニューに惹かれてアイスクリームも追加注文しました。

アイス(桃)350円 でこんなパフェのようなものが出てくると思わなかったので驚きました。そのあとビスコッティも「よかったら…」と出してくれたりして、やさしいマスターでした。こういう、もう二度と歩かないかもしれない道、今入らなかったら一生入らないであろうお店、というものにとても弱いです。自分にとっては観光の地でも、あたりまえに根付いた日常生活があるというのに、とんでもなく惹かれます。優しいお友達はここでも「いいよー」と気持ちよくお店に付き合ってくれました。
その後は郡山駅に移動して、事前に行きたい!と調べていたお店たちに行きました。


ご当地パン「クリームボックス」を買い、駅の居酒屋さんでご当地ビールの飲み比べとご当地おつまみを食べるというご当地荒らしをしました。おいしかった。たのしかった。旅の疲れと共にいただくビールは最高です。
お土産はくるみゆべしと薄皮まんじゅうを母に買ったのですが、お友達が「これおいしいよ」というものを選んだら、母がひとくち食べて「おいしい!!!!」と飛び上がるくらいよろこんでいました。自分にはご当地ビールやジュースを買って、それをどうだ!とならべた写真がこちらです。

静岡で買ったものと福島で買ったものです。来週末はひさしぶりに予定なく家にいられるので、このお土産たちを楽しもうと思います。
そんなわけで、こんなわけで、唐突ですがこのあたりで終わろうと思います。まとまりがなく時系列もバラけていたり、読みにくい仕上がりですが、あとで読み返したときに思い出せるように、出来るだけ細かい部分をピックアップして書きとめました。記憶はどんどん薄れていくので、こうして残していることで、時間が経ってからでもまた思い返せたらいいな。最後まで読んでくださった方がもしいらしたら、ありがとうございます。
旅の記録と、たくさんの猫たちと暮らしていても旅行にいけたよ、という話でした。来年は2泊くらいの旅行を考えているので、どうするか、どうなるか、これから考えてどうにか実現できたらいいなと思っています。泊まりの旅行はハードルが高い。でも猫たちがいることでの制限を、不自由だと感じたことは一度もないです。大満足しているし、圧倒的に幸せです。
昨日と一昨日もバスで夜を過ごしたので、今夜はひさしぶりに猫を乗せて眠り、明日は猫に起こしてもらう予定です。旅も好きだし日常も大好き。ご清聴ありがとうございました。
最後の写真はアウシュビッツ平和博物館の貨車(展示棟)と青空です。
