昨日、缶詰パーティーをしたら猫が待ってる段階からキイキイと騒いでよろこんでいて、罪悪感というか、切なくなりました。なぜならこんなことは3ヶ月に一度あるかないかくらいなので。こんなに好きなんだなあ、と思って。うーーん、ごめんね。
母がくれた猫の缶詰が、ずっと家にありました。3缶。うちの子たちの人数からしたら少ないです。たぶん全員が落ち着いて満足に食べるとしたら、5缶は必要。だけど3缶しかなかったので、その3缶で缶詰パーティーをした次第です。うちの母は実家では缶詰やパウチのウェットフードをご褒美にと猫にあげるタイプなので、たまに買っています。その際にわたしにもくれようとして、大概断られています。この3缶をもらった日も「もっとあげようか?」と言ってくれたのですが、ううんいい、と断りました。うちではあんまり、ほとんど、おやつをあげていないです。
今うちの猫たちはドライフードだけを食べて暮らしています。ごはんの種類も決まっています。いろいろ試して変えてを繰り返していましたが、最近やっとこれだ、という配分が決まり、落ち着きました。たまたま全種類の袋が揃うタイミングがあったので、写真を撮りました。こちらです。

混ぜています。全部の種類を。実家の子用にもここから容器に移して持っていってもらっています。いろんな年齢の子がいるので難しくて、かかりつけの獣医さんとも相談して、ここに落ち着きました。腎臓に配慮、とか、下部尿路の健康に、とか、高齢猫用、などあれこれ書いているものを選んでいた時期もあります。だけど、うちではひとりずつに違う種類のごはんを、なんてあげかたはできないので、「だったらごくごく普通の全猫対応のようなものが一番いいよ」と、獣医さんに言われ従うことにしました。ずっと悩んでいたので、決められてすっきりです。種類はロイヤルカナンがいいと指定されてはいないのですが、やっぱりおいしいみたいでみんなよく食べてくれます。おいしく食べてくれるほうがそりゃあ良い。どうぞどうぞの気持ちです。……ただ、ロイヤルカナン、値段がとてもお高いので、別のものを選んでいた時期もあります。こうなったのは最近です。猫たちを見送ったり迎えたりしながら、考えて、よく考えて、おいしいものを食べられない人生なんかにさせたらだめだ! と急に、思い立ちました。
人間は毎日あれこれ食べているのに、猫たちはほぼ毎日同じものだけを与えられて生きている。しかもあんまりおいしくないとか、ちょっと、それは、どうなんだ、と思ってしまって。あとで後悔したくない。いや、それは無理なんですけど、するかもしれない後悔を少しでも減らしておきたい。そんな気持ちで。せめてとごはんをロイカナメインにしたのでした。でもお金のこともあるので、ピュリナワン(左端の緑のです。お値段はロイカナの半分くらい)を少し混ぜつつ。
お値段とお味は比例するのか。なんでかほとんどの子がロイヤルカナンを好きですよね。なんならうちは全員好きです。最初からたくさん食べさせてあげていればよかった。今までの、今はもういない子たちには申し訳なかったな。
さっきの写真の量を1ヶ月に2回弱。たぶんそのくらいのペースで買っています。値段も高いし、量も量なので、わたしの収入からしたら見合わないことをしています。それでもわたしは欲しいものも特になく、服も数着でかまわないし、新作コスメも追わない。遊びに行くのも少ないほうなので(この秋はちょっと多かったですが)なんとなく、なんとかやっていけています。人間が趣味とお友達の少ないタイプでよかったよね、きみたち。
そりゃあ猫的には缶詰が一番いい。おいしい。大好き。わかっています。でもそれよりも健康が大事だよ。人間もいろいろ、たくさん考えているので、どうか許してねと本日も懺悔のカリカリごはんをよそって、人間は家を出てきました。おでかけの日だから、ちょっと多めに。おいしく食べてね!