とあるかたのしずインにて知り、ずっと探しているコーヒーがありました。

こちらです。手にしていますね。手に入ったんです。
このコーヒーを探しているけど見つからない、というつぶやきを富山旅の数日前にしていました。コンビニ、スーパー、どこにもなくて、もう関西では発売していないものなんだと思いました。それくらいどこにもなかった。
それを、富山旅の最初、新大阪駅でも念のため探そうと決めていました。お友達との待ち合わせも新大阪駅。会ってすぐ、ちょっとコーヒー探しに駅中のお店を見にいきたい、と申し出ました。時間も少しあったので。
そしたらお友達が「それ持ってきた!」と言って、なんとカバンから取り出してくれたんです。要冷蔵だからと、わざわざ保冷バッグに包んで保冷剤と共に。探し求めていたコーヒー。諦めていたコーヒー。
マウントレーニアのコーヒーの話は、以前にもそのお友達としたことがありました。丸いカップに入ったタイプの、わりとどこでもよく見かけるカフェオレ。それのノンシュガーとノンスイートがあるんだよと聞いて、えーおもしろいなにが違うんだろ? と思ったのがきっかけで、ちょっと意識しているメーカーでした。ノンスイートのほうが珍しくて、スーパーにしか売っていなかったりする、だったかな。
そのマウントレーニアの数量限定のこのコーヒー。好きなしずイン作家さんがおいしいよと書いていて、ミーハーなので途端に飲みたくなっていました。で、お友達にもこれおいしいらしいよ、と共有してもいました。
わたしがないないと探し諦めている間に、お友達はすぐに見つけていたらしく、「探し続けているけどないよー」というわたしのつぶやきを見て「まだ見つかってなかったの!?」と驚いたそうです。それで、わざわざ買って持ってきてくれたんです。飛び上がりました。大喜びです。もうそんなことされたら大好きです。ありがとう。要冷蔵品を保冷剤で包んで持ってくるのも、なかなか面倒だと思うんです。こういうことをさらっとしれっとできるのいいな、とそのとき思ったのでした。
コーヒーはスッキリ飲みやすく夏にふさわしい、という味で、朝の特急列車にぴったりでした。お天気良かったのでひんやりアイスコーヒーがうれしかった。

ちょこん。かわいい。パッケージも特別感あります。どうやらイオン系列のお店にならありそう、という感じで、店舗検索してみたんですけど、わたしの行ける範囲にはイオンがありませんでした。そりゃあないよね、見かけないもんね、と納得。
こんなにまじまじとパッケージを楽しみ、しっかり味を確かめて飲んだのは初めてかもしれない。お友達がくれたといううれしさも相まって、特別なものに見えました。輝いてた。
そして、本。

こちらの2冊は、そのお友達がしずインで本の紹介をしていたときに、わたしが読みたいと思った2冊です。上手に紹介されていたので、すべて読みたいと感じたのですが、特に読みたい、読もう、と決めたのがこの2冊でした。それを感想レターで伝えていて、(貸して、という意図はなく、お友達もねだられたとは受け取っていない、と、思っています)本屋に行った際にはまずどちらかを選ぼう、と考えていました。わたしは特別なときにしか本を買わないので、すぐに、とはいきませんが。
自分の中で本を買いたい気持ちが強火になるタイミングがあるんです。アドレナリン的な問題なのかな。買うまでそわそわ、本屋で探しながらわくわく、見つけて買う瞬間にとてつもなく幸福を感じる、というようなタイミングです。そのタイミング待ちリストの1番目と2番目に、この2冊を置いていました。
それを、この日に持ってきてくれていたんです。もうひとつ別の預かりものと一緒に(この話もまた記事を分けてしたいです。めちゃくちゃ分けるなわたし)袋に入れて渡してくれたんですが、見た瞬間に「あ! 読みたかった本だ!」と思いました。口にも出したかもしれない。いや、「貸してくれるの!? いいの!?」と畳みかけた記憶があります。「この2冊が気になって、読もうと思ったよー」とさらりと伝えていた本。そのわたしの言葉で、じゃあ貸してあげようって気持ちに繋がって、そして次に会う日にすぐ持ってきてくれたんだ、となぜかその一連にじんわりしました。「返すのはいつでもいいからゆっくり楽しんで」と言って、なんてことないふうにお友達は貸してくれました。本って大切なものだし、貸すって、貸してもらえるって、わたしの世界ではあんまりないんです。しかもこちらは、しずイン記事でおすすめの本としてその子が選んで紹介していた本。大事ですよね、やっぱり。大事なものを貸してあげられる気持ちが素敵だなと、実は隣でめちゃくちゃ感動していたんだよ、というご報告、なお話でした。
でもこの子は以前にもこういったことをしてくれたなあ、と思い出し、粋な人なんだなと改めて思います。
富山に行った朝の出来事ですが、旅行というより別枠で残したいエピソードだったので、旅行記録と記事を別にしました。こういった小さな出来事の重なりが生きて行くってことなんだなあ、なんて壮大なことを言ってしまいます。何気ない身の上話をつらつらとながながと、ご清聴ありがとうございました。
ちなみにタイトルにちらっと書いた、猫。一時預かりの猫についてですが。

しっかりといらっしゃいます。
突然猫がやってくる、そして面倒を見ることになる、というのは私にとってはもう日常で当たり前のことなので、特に説明することはありません。そんな人生です。猫がやってきたよ。
先日うちの子になったばかりの怒り猫は、好きな場所でくつろぐ時間が増えてきました。