宇多田ヒカルのベストが届いた。
リレコディーングされたAddicted to youから始まるのが良い。自分が初めて買った宇多田ヒカルのシングルが、そういえばこの曲であったことを聴きながら思い出した。
流れるようにFirst Loveへ。声が初々しい。1stアルバムの頃の曲は、世間の喧騒とは裏腹にあまり自分にはピンとこず、だからあまり聴いてこなかったのだが今聴くととてもよい。時代の音がする。
そこから3曲目は「花束を君に」。圧倒的に「大人」になってしまった宇多田ヒカルの胸を締め付けられるような切ないバラードで、とても好きだ。
「宇多田は最近の曲が好きなんだよね。花束を君に、とか。」
そう話す私に対して妻が放った一言は、
「あれはもう10年近く前の曲だよ」
だった。
そんな馬鹿な。
調べてみると2016年発表とのこと。10年とは言わないが8年。まあ、「10年近く前の曲」といって差し支えないだろう。10年は一昔。
涙色の花束を、誰か僕にくれ。