対面コミュニケーションをやりたがるおっさん

dorarep
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内向型なので、基本的に対面コミュニケーションはできれば避けたいと思いながら生きてきた。

それこそおっさんがSlackですむような業務連絡にもMTG組みたがるのなんなんだろう?って思っていた。

しかしいざおっさん側に立ってみて、ある程度人間力がついてくると、見えてくるところも出てきた。

やりとりの圧縮

まずやりとりがギュッとその30分に収められるのは割と嬉しい。

テキストで何往復もやり取りをすると時間が散発的に取られるし、脳内メモリが常に消費されるが、その30分でその話は終わり次に切り替えられるのは結構嬉しい。

正直総合時間で言えば非同期コミュニケーションのほうが早くない?ってケースのほうが多いだろうが、それでも同時多発的にやることが発生するよりは今目の前の30分に集中すれば良いってモチベーションで臨めるほうが気持ち的に楽。

情報濃度

またテキストだと最低限の情報のやり取りしかされづらいが、対面だと雑談チックに背景情報も聞けるケースがある。

たとえば「AはBですか?」「はい」というやりとりも、「いやー、過去Cさんが障害起こした際に緊急対応でー」みたいなコミュニケーションに繋がりやすい。

そのためテキストだ知り得ない情報が得られたり、結果的に必要な情報が即座に手に入りやりとりが少なくすむケースもある。

相手の反応を見て対応を変えられる

結構これが大きく、ちゃんとマネジメントに向き合うまで気付けない領域だった。

相手がネガティブな反応を示しそうな話をする際や、交渉事項がある際に、テキストコミュニケーションは圧倒的に不利だ。

立場あるおっさんほど対面で話したがるのもこれが要因なんだろうなーと思う。

これができるには対面アドを活かせる人間力が必要であり、具体的には相手の印象を操作する立ち振る舞い、相手の反応の観察力、相手の反応に応じて言動を変える対応力の、総合格闘技だ。

これが苦手で避けてきた面もあったが、一方で戦場に立たないと身につかない領域でもある。

この価値観に気づくと、マネージャーはコミュ力大事ってのもより確度高くわかる。