改めて乖離が大きいと思う。
採用一つとってもそう。
「採用面接したことあります。」
そこからCTOができるまでの距離は思いのほか大きい。
どういう戦略で正社員を増やしていくのか、どの採用媒体を選ぶのか、リファラルで呼べる人はどれくらいいるのか、金額はどうする、募集要項の文章はどうする、集合写真を撮る、そもそもスカウトするのか、スカウト文言はどうする、カジュアル面談でどうやって興味を持ってもらうか、どうやってクローズするか、どうやって業務委託を正社員に転換していくか、その全てをこなすスキルが必要になる。
加えて採用広報もある。フォロワーの多さや、人脈の広さ、勉強会などの開催力、記事の拡散力、どうやって社員を魅力的に見せるか、あらゆる能力が問われる。
内に目を向ければ合宿の開催、飲み会の開催、人事制度、評価制度、補助制度など幅広い。
いちEMとしてメンバーのコードレビューしてました、タスクの割り振りしてました、1on1してました、そういった世界観からの乖離は大きいし、いちエンジニアとして実装してました、なんて世界からは到底辿り着けないような位置にある。
にも関わらず、技術的にもリードできるCTOが理想だ。採用も評価もやはり技術力が一定ないと務まらない。
そう考えると改めて世の中のCTOってすごいんだなぁと感じさせられる。
ゆるい人多くてそんなすごそうに見えない(良い意味で)んだけどね。