年明けにPD診断を受けてきたので結果の整理と自分のための覚え書きを置いておこう。
今回受けたのはパーソナルカラー診断(PC診断)とパーソナルデザイン診断(PD診断)を一緒に受けられるやつで、めちゃくちゃざっくり言うと似合う色と服の系統がわかるよ!っていうやつ。他に骨格診断とか顔タイプ診断とかも世の中にはあるけど、PCと PDは「自分に似合うもの」の"幅"を知る診断で応用がしやすいかなーと思う。(けどやってるサロンは結構少ない…増えるといいよね)
診断を受けた理由はシンプルに服が迷子だから。
若いうちはねー良かったんすわ。何着てもべつに良かった。肌が若いとか顔が若いとか、落ち着きを求められないとか、いろんな理由による無敵感みたいなものを謳歌していた。
いわゆるアラサー世代になってきたときに、若い頃に着ていた服が似合わなくなった。客観的にどうだったかは知らないけど、わたしがわたし自身に「なんか違うな」と思うようになったので、ずいぶんと困っていた。普段着もだし、ちょっと気合いを入れたおでかけとかにも。何着たらいいんだ〜!!!を解決したかったからお友達が受けてたPD診断のサロンの抽選に申し込んでみた。(結構落ちたけど何回か申し込んで通った)
この先、年を重ねていってまた着られる服が変わってもPD診断の結果は服選びに使えるはずなので、これからの服選びの指針として持っておこうの気持ち。
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一旦書き上げてから心配になったので、ここに注意書きを追記しておくんだけど、以下はわたしの診断とその結果の落とし込みの過程であって、この先に書いてあることが当てはまるから○○タイプだ!当てはまらないから○○タイプかも!みたいな使い方はできないのでよろしくお願いしますね。それぞれの人が持っている良さを引き出すための診断とわたしは捉えていて、それぞれの人の良さって人によって違うので!
気になる人は信頼できるアナリストさんを見つけて診断を受けたほうが良いし、そもそもPD診断てなに!?という人はこんな年間十日も営業してないようなインターネット場末ブログを読んでないで各サロンの先生方がまとめてくださっている診断の紹介を読んでください。
あと自分の見た目をアゲてこうぜ、ってルッキズムの助長みたいに受け取られてしまうかも、とも思っていて、うーーーん、ちょっとわたしは上手く喋れないんだけど。結局、今の社会規範の中で良い、素敵だとされる方向に見た目をチューニングをしていく方法論ってことなので。そもそもマジョリティのためのものですよね。だから今の社会が内包する差別をそのまま内包しているものでもある。ただわたしは差別を助長するような使い方はしたくなくて、診断結果はあくまでも自分が自分を好きでいるために利用していきたいなと思っています。その権利を持っていることそのものが傲慢な物言いだよね〜ほんとここ書かないほうが良かったかもって思ってる。けど書かないのもまたなんか違うんだよな…と思うので。
わたしが自分で自分のことを良いと思えなかったら何も良くないし楽しくないので、今いろんな困難に突き当たっている人みんな、誰もが排除されずに、自分を肯定できる社会になればいいと思っていることは書いておきます。
そしてこれは診断をしていただいたアナリストさんの考えではなく、わたし個人の考えです。
ここに書いてあることは誰かに何かを強要するものではなくて、ただわたしが自分のことを見てもらうのが楽しかったから、楽しかったことを忘れないように書いておこうと思って残した記録です。
じゃあ元気よくいってみよ〜
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診断の流れとか感想とかも覚えているうちに書いていきたいと思ってるうちに忘れかけてるけど、ひとまず結論からいこう。
イエベ秋、メインファッショナブル、サブナチュラルでした!
えっ!?
数年前にPC診断受けてブルベ夏って診断されてるんですけど!?ブルベからイエベに転生ってそんなのアリ!?転生したらチートスキルが使えるって聞いたけどまだ覚醒しないんだけど〜!!!!!!
という混乱の中で生きている間にだいぶ時間が経っていた。まだチートスキルに覚醒はしてないです。
今まで信じてきた診断結果が音を立てて崩れ去ったわけなんだけど、今回の診断結果を疑っているわけではないし、結果に不満があるわけでもないんだけど、いやもう単純にこれからどうやって生きてく…?みたいな…どうしようね…
今回の診断終わってから思い出したけどわたし最初に夏って診断されたときハイ夏ね!って感じで終わって秋のドレープ当ててないんだよね〜春夏冬で比べたらそりゃ夏だよ原色苦手くすみカラー得意だし肌も白く見えるもん。
春と冬は色がパキパキすぎて苦手な自覚があって、今回の診断でもどっちもあっさり消えたけど、夏と秋をドレープを当てて比較したときに夏の色が褪せて見えて、秋の色のほうが高級感のある色に見えたのはびっくりした。特に赤とか緑。秋の深い色が得意って言われて本当にびっくり。今まで淡い色ばっか選んでたよ!?
秋は本当に予想外だったな〜て感じなんだけど、ひとつひとつこれまでの人生で選んできたもの、似合ったもの、気に入っていたものを思い返しながら落とし込みをしている途中。今もまだ。
とりあえずコスメはメインで使う色ものはだいぶ入れ替えました。似合ってるのかは正直よくわかんないっすね。結果を疑っているというよりは戸惑っている。
服も季節の移ろいとともに少しずつ。そもそも3年くらい在宅と出勤半々くらいで働いていたんだけど、最近時勢の移り変わりと異動の関係で仕事で在宅できる日が減ったから会社に行く服が全然足りてなかったので、まぁちょうど買い足すタイミングで良かったのかもしれない。
基本的には白黒グレーに水色を差し込む暮らしをしていたのでまぁ比較的なんとかなっているような気がする〜かな〜。黒もグレーもドンピシャではないけど。水色は買い控えている。うぉん。
まぁ毎日イケ散らかしの爆美女でいたい!という欲求もないので、黒もグレーも普通に着ています。水色のオーバーサイズシャツとかも使えるから着てる。だんだん入れ替えていけたらいいね。
あ、ご紹介が遅れましたが魂の色が水色なんです。青に白を混ぜた水色。無条件に好きな色。パブロフの犬。PC診断で言うと夏に分類される水色。なんだけど、去年買った水色のVネックニット、めちゃくちゃかわいいけど着ると首に影が入ってすごい老けるんだよな〜とは思っていたんですよね。うん、気づいて。
むしろ今まで気づかなかったのか?という話なんだけど、結構ターコイズっぽい水色も持っていて、というか気がついたらターコイズ系しか残っていなくて。ターコイズ系だとPC秋もいける感じになるんだよね。(というかそれしかいけてないし、診断でも青みは苦手って言われましたが…まぁ着たい時はこれからも着ますので…)
一着すごくすごく気に入っていてデザインが流行から三周くらいしても手放せなかった水色のタイトミニワンピがあったんだけど、今回の診断結果とその後の落とし込みを経てやっと手放せるかなという気になった。手放せずに持っている間に流行が三周した(※三周はしてない)のでもはやミニ丈が復権してて面白い2024年。
あとはユニクロで買ったボートネックのチャコールグレーのニットをわりと愛用していたのだけれど、ある時(※診断前)からドブみてぇな色だな…?としか思えなくなり自分的には何故…?肌の衰え…?と思って落ち込んでいた。あれは形はともかく色が合ってなかったんだなーという発見などがあった。
とても余談だけどボートネックのお洋服は首周りがあくから好き。これは骨格由来の要素のような気もするけど、骨格のほうは診断受けてないので好みということにしておく。首周りに布あるのあんまり得意じゃないし(見え方というよりは物理的に首が覆われてるのしんどい系)
余談おわり。
正直、PCは以前にも受けてたのでまぁ夏よね、メインはPDよPD!の気持ちで診断受けに行ったのでPDの前にこんなに動揺するとは思わなかったですよね!
診断のときに手持ちのコスメも見てもらえたんだけど結構色暗め濃いめの青みリップ出したら「夏って診断されてたらそうなるよねぇ〜」ってアナリストの先生にしみじみ言われてウケましたね。買い替えました。
あとデカいラメがギラギラでかわいいアイシャドウも、ラメかわいいんだけどラメないと物足りないないんだけどでもなんか違う〜って思ってて見てもらったらもっと細かくてシルキーなラメがいいですよとのことでした。それはそうなんだけどね!?ね!?ラメかわいいじゃん!?と思っていたんだけど、アナリストの先生がプロデュースされたアイシャドウを購入して使うようになったら意味が分かりました。今一番気に入ってるアイメイクはヌーディなベースカラーに細かくてシルキーなゴールドのラメをゴリッと載せるメイク。最近ずっとお気に入りメイクなので友人各位は遭遇したらこれか〜と思ってくれていいです。
PC秋の結果には大混乱してたけど、秋の人はアイシャドウのベースカラーだけゴリゴリに減ってる人が多いんですよね〜って言われて、出したアイシャドウもベースカラーだけ底見えてるし、家に置いてきたアイシャドウも確認してみたらよく使ってたやつは軒並みベースカラーだけ底見えしてて、わたしはずっと自分がお化粧へたなせいでこうなるんだ…と思ってたんだけどそもそも色が合ってないというのが診断結果が腑に落ちたポイントでもあったな〜。
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さてPC診断が終わって、おまちかねのPD診断は結果から言うとメインがファッショナブルということで。なるほどね〜ファッショナブルか〜……………………いやファッショナブル!?(大混乱)
個人的な好みはいわゆるグレースとかフェミニン寄りだと自覚しているだけにさすがに驚きを隠せないですよね。診断の時も、自分から遠いタイプを消していくスタイルだったんだけど、グレースフェミニンを残そうとしてたらどっちも真っ先に消えましたね。大混乱。(と言うかフェミニンを消すために他のタイプ全部言ってもっと先に消すやつある!って言われたしファッショナブルは絶対消しちゃダメって言われましたね)
まぁひらひらのシフォン似合うかって言われたら似合わないけども。
似合わないんだよなー!笑
ひらひらのシフォンもチュールも苦手(とまでは思っていなかったけど)なので無意識に避けがちで、おでかけ用のワンピース買う時はハリのある素材を選びがち。そっちのが似合うから。うん、はい。あとひらひらの服全部首が詰まってて苦手。はい。でもめちゃくちゃかわいいと思う。Her lip to(ブランド名)が似合う華奢で可憐な女になりたかった人生だった。
次に消えたのがグレース。えっ仕事のときいつもグレースタイプみたいな服装だけど!?(大混乱)
まぁでもリクルートスーツ似合ってたかと言われるとべつに似合ってなかったしな…襟元開けてできたらカッターシャツじゃなくてスクエアネックのシャツにしてジャケットのサイズワンサイズ上げてジャケットの丈長くしたら似合うよ…うん…はい…。
次に消えたのがキュート。というかキュートがないことだけは分かっていたので初手から消しに行ったんだけど、キュートよりもフェミニンとグレースのほうが遠いらしい。そんなに?
わたしは身長153cmで、そこだけキュートタイプの可能性あるな…と思っていたんだけど昔からとにかく細かい柄物が全部苦手なのでキュート診断されたらめちゃくちゃ困るな…とは思っていた。無事に外れて安心しました。
最後に消えたのがロマンス。ロマンスの甘さよりはシャープなほうが似合うとのこと。まぁいわゆるロマンスタイプ的な服装も自分が魅力的に見えるか?って観点からだとあんまりピンと来ないのでロマンスが消えるのは納得感がある。
で、残ったのがファッショナブルとナチュラルで、メインがファッショナブルでサブがナチュラルと。
結果は出たけど思ってもみなすぎてちょっと途方に暮れています。
あ、方向性に戸惑ってはいますけど、全然ネガティブな感じではなくて!わたしは基本的に人が良くて(※自分で言う)ナメられがちなので強み活かしてナメられないようになりたいぞ〜!大好きな強い女を毎日の自分でやっていくぞ〜!やっていけるんだぞ〜!!!というのはすごく嬉しい。いやHer lip toが似合う女になりてぇんじゃないのかよ!という感じですけど、あこがれと実存は別なので。わたしにできるわたしの強さを活かしていきたい。
あ、フェミニンタイプの女性たちが弱いってことではないですからね。念のため。他人は見た目で評価を変えるけど、PDで人格が決まるわけじゃない。
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ここから実践編。
ワイドパンツお似合いになると思いますと言われたので素直に買って今年の春〜夏にはだいぶ着ました。でもワイドパンツにアロハシャツ合わせたらチンピラになってウケた。似合ってなくはないけどチンピラすぎましたのでシャツは柄をよく選ぶことにします。
シャープでモードの意味を捉えかねて困っているところはあるんだけど、丈感は長いor短い、腕まくりとかもgood、みたいな感じで言われたことを信じて実践を繰り返してみています。
いわゆるグレース系統というか柄がなくてシンプルできれいめなデザインのものが好きでカジュアル系には苦手意識が強かったんだけど、流行りの「ほっこりカジュアル」は得意ではなさそう、シャープさが必要とのことだったのでシャープ…とは…になっている。おしゃれなカジュアル本当に難しい。
デカいピアスをつけたかったのでピアス穴をこの年になって開けました。全然安定しなくて困ってるけど大きいピアスつけるのが楽しみ。
髪は二年くらい前にばっさりショートにしたら評判が良かったのでショート継続中。診断では長いか、短いか、と言われました。とにかく極端なのがいいらしい。肩くらいの長さは確かに苦手ではあるかな〜。
あとチークが一生発色しないからいらないと思ってたけど、秋の色載せたらちゃんと血色が足されたので、色って大事だな…と思いました。わたしが化粧へただなと思ってた要素の三割くらい色選びミスだった。
ファッショナブルが一番得意とされる大柄とか大胆なアシンメトリーとか、変わった形のお洋服とかには手を出せていないんだけど、モードすぎて不安感がある。もはや「似合う」とは!?みたいになっているけどゆっくりやっていきたいね。アフターフォローもあるんですが使えていないのでこの先活用していきたいところです。
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似合うものを探していくのもすごく大事だけど、前段にも書いた通り、生きていくのに毎日イケ散らかしの爆美女ではいられないし、クローゼットの中身を全部を急に入れ替えるのも現実的ではないので、新しく買うものはできるだけ似合うものにしようと決めて一歩ずつ一歩ずつやっています。
こういう診断するとちょっと陥りがちなのが、「全部診断結果に沿ったテイストに揃えなきゃ!」と思ってしまう罠だと思うんだけど、そうじゃないぞーゆっくりやっていくぞーと何度も自分に言い聞かせてる。揃えたら楽だと思うけどね。
服が迷子問題は解決したのか?と言われると、う〜ん、そうでもない?かも?ただ、闇雲に夜の海に漕ぎ出すよりは灯台の明かりを目指していくほうが、不安感は少ないよね。
似合わなくても着たいものがあるときは着ていいし、わたしは水色着たかったら絶対着るし、夏の暑さ、冬の寒さの前にオシャレは容易に敗退するし。0か100かではなくて、1でも5でも10でも素敵な自分に寄せていけたらいいなという気持ちだし、機能性に寄せるときは機能性に全振りしようと割り切れたので、得たものはありました。まぁ仕事着はあわよくば制服化したいしここぞというときには全力で診断結果に頼ろうとは思っています。
というわけで取り留めなく語ってしまったけどPD診断の覚え書きでした。一緒に行った友達とは結果がほぼ真逆で面白かった。
客観的に見た自分を既存の概念の枠に振り分けて言語化とイメージの具体化を図る診断だと思うので、お洋服で悩んでいる方は受けてみるのも良いと思います。
他人は気にしないぜ!好きなものを着るぜ!って人にはべつに必要ない診断だと思う。それなりに値の張るお買い物なのでね。わたしは満足してます。診断も楽しかったしこれからの人生もきっと楽しい。