ムーンライダーズ『ANIMAL INDEX』、寺尾聰『Atmosphere』

どりる
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公開:2025/1/11

こちらは栄のディスクユニオンで購入。このお店は、ジャンルがかなり細かく分かれています。DEVOは「80年代ロック・ポップス」でいいんだろうけど、KRAFTWERKはどこなんだ?とかちょっと思いますね。あと、店内BGMの音量が割とデカくてうるさい。

とは言え、品揃えの豊富さと、割引セールをやたら色々やっているのは素直にありがたいです。この時は「1,000円以下の商品は半額」というセールをやっていて、この2枚で500円くらいで買えてしまいました。ありがたい。


『ANIMAL INDEX』

はい、ムーンライダーズです。CDで持ってるんですが、「夢が見れる機械が欲しい」「歩いて、車で、スプートニクで」あたりは是非アナログで聴いてみたかったんですよ(安かったしね)。

ムーンライダーズは80年代の作品がすごい、というのをここ数年改めて感じているのです。カメ万、マニエラ、青空、アマチュア、ドントラ…そしてこの『ANIMAL INDEX』。それぞれアルバムにおいて目指している音楽の方向性が違い、それでいて、どれも素晴らしいクオリティだと思うのです。その中でも今一番「実はこのアルバム凄かったのでは……?」と感じているのが『ANIMAL INDEX』です。最初に聴きだした頃には、「なんだか地味で暗いアルバム」という印象だったのですが……

先に挙げた2曲はもちろん、アナログでよりいい感じになったのがA面「犬にインタビュー」「Acid Moonlight」、B面「Frou Frou」です。トランペットなどの管楽器やバイオリン(どっちも武川さんだ)など、アコースティックな楽器とアナログの相性が抜群です。


『Atmosphere』

寺尾聰の2ndです。

寺尾聰といえば、「ルビーの指環」「Shadow City」「出航 SASURAI」が入ってる1st『Reflections』が有名ですが、2ndもいいんですよ。

A面、「雨の風景」「砂の迷路」あたりのしっとり系の曲がとても好きですね。

B面、「今夜でピリオド」の間奏のTOTOっぷりは最初に気づいた時には爆笑してしまいました。「ロザーナ」だよねえこれ……

それからなんと言っても「回転扉」が名曲です。この曲、ボーカルがダブるところがあるからヒトカラで歌えないんですよね。ゴダイゴの「The Galaxy Express 999」とかと同じで。で、この曲からヘビーな「終着駅」を経て、ハッピーな再会という感じの「Passing Summer」という曲の流れもとてもいいです。

それと、これはレコードを実際に手にするまで気づかなかったんですが、ジャケの表面が写真のプリントで言うところの「絹目」なんですよ。紙ジャケの時代にはこういう、質感での遊びができたんですね。CDはまだしも、配信じゃこんなことできないですからね。