サイコロを5個投げて全て同じ目が出たとする。これは珍しい。確率は6^-4=約0.08%なので。では、この試行を10,000回繰り返したとする。すると、全て同じ目という結果は何回か得られるだろう。もし1回も得られなかった場合、むしろその方が珍しいと言える。実際に0.08%を10,000回回避する確率は約0.03%である。99%以上の確率で、全て同じ目という結果が1回以上得られる。現実世界においても同じことが言える。あなたが長い間生きていれば、その間に珍しいことは何度か起こるのが普通である。そしてさらに長い間生きていれば、それが短期間で立て続けに起こる、なんてことも何度か起こるだろう。ここから言いたいことは、些細なことに意味を見出すのをやめようということ。最近不運が続くからといってお祓いに行くのではなく、生きてりゃそんな時もあるさと片付けてしまおう。人生において、不運が続くことは何度か起こるのが普通なので。