当たり前ラインをあげない

dsk52
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今月からテックリード(以下TL)が誕生した。

組織としては大きなことだけど、なった人が人なのでそうだよねというか。元々すごくできる人だし、ある種僕みたくやってたこと(求められる部分の一部だと思うけど)にタイトルがついてきたみたいなところがあるので、あまり衝撃が無かった。

そう、衝撃が無かった。

でもこれはいかんなと。タイトルがついたことで感謝されにくくなる、ありがたがられ難くなるという事は十分にありえる。そのAさんのアクションであると同時に「TLの」「EMの」アクションという捉え方もでき、「さすがTLだな」が「まぁできるよね TLだもん」みたいな後者の方の捉え方が強くなってくるというのはあり得る。

これを「当たり前ラインがあがる」と表現している。

これが重なっていくと、褒められたり感謝されるといったポジティブなアクションが減ってくるという状態になると思う。これは寂しいことだし、モチベーションの低下につながりえる。TLであるEMである前に人間だから。

タイトルのある存在になったのだから、ある程度覚悟して挑んで乗り越える必要はあるのかもしれないけれど、少なくとも同じような立場だからこそ、減らせるダメージは減らして乗り越えていきたい。

なので、当たり前ラインは上げない。凄いことは凄いっていうし、ありがたいならちゃんと感謝しよう。

もし伝播したら儲けもの。