先日の出張中にひとつ資料を手にいれました。
「地図の作製と位置情報」というタイトルの資料です。
これは私が大学に通っていたときのゼミの先生が同窓生に向けて書かれた文章のタイトルになります。
全文掲載したいところですが、さすがに憚られるので、一部だけ引用して自分のメモにしておきたいと思います。
文章の概要を書くと以下になります。
私(先生)は方向音痴。スマホになれない自分は地図が欠かせない
土地勘がない東京で同窓会があった。地図があっても迷って店に行けなかった。なので、原点(神田駅)に戻って店員さんに迎えに来てもらった
地図があっても、目印がないと人は道に迷う
人生では自分の世界の地図をもつこと、その中で自分のいまいる位置をしること
比喩表現になるが、君たちの原点は学校から社会に出ていく時点。
各々の人生に向けバラバラに散ったあと、人生の途中で自分を見失いがちになるときもある。
同窓会は近代に生まれた催し
この同窓会が不動のランドマークとして在り続けたい
一番重要な部分(引用)
自分の世界の地図をもつこと(注)、そしてその中での自分のいま居る位置を知るということ、
この二つは人生で、あるいは社会で迷わないうえで大事なことだ。
「人生を迷う」というと、ゴール(目標)が見えなくなることだと理解されることもあるが、そうではない。
人生の座標軸(それは人それぞれ異なるものが各自によって作図されるのだが)の中で、いま自分はどこに Positioning しているのかがわからなくなるということなのである。
現在位置がわからなくなったらどうするか。
道に迷った私が神田駅に立ち戻ったように、不動の、確定されている原点(Y軸:0、X軸:0)に(観念的に)立ち戻り、そこからいまの自分の位置を見つけるしかない。
一般的にいって、今日の社会で大学から社会に出て行く人たちの原点は 22 歳。つまり最後の学校、大学を卒業する時点である。
入手した経緯
この文章は2013年に書かれたもののようです。
私はゼミ生でありながらもほぼ先生と関与しない学生生活でした。
当時の私は大人の力をうまく借りられない、頼れる人の存在を知らない無知な半端者だったと思います。
だから、この素敵な文章に出会うのに10年もかかっているのです。
今回の東京出張でお会いした方のひとりに私と同世代で同窓の方がいらっしゃいました。
その方から「あのゼミ出身の知人から素敵な文章をもらいましたよ。ご存知ですか?」
と聞かれ、私は「いいえ、知らないです。回ってきた記憶もありません」と答えました。
ご厚意で上記の資料をいただきました。
本当に良い文章だと染み入ると同時に、先生や友人との交流がうまくできていない自分を少し恥じました。
私のことを覚えてもいないと思いますが、いつか先生にお会いできる機会があるなら、当時のお礼を伝えたいと思います。