敬語と自然体のはざま

味わい日記
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私は関西出身でお笑いを愛しています。

それゆえ、会社設立当初はフランクな言葉遣いで仲間と交流していました。

当時は、そうした雰囲気が良いチーム関係を築いた一端を担っていたと思っていますが、時が経つにつれ、その態度が時代と合わなくなる場面も出てきました。

パワハラとは言われていないものの、私も自分の言葉遣いや態度に気を付ける必要があると気づき、ここ5年は新しい社員には敬語を使うようにしています(ただし、よく会うメンバーにはあまりそうではないかもしれません)。

20代の自分を振り返ると、40代の男性上司は怖く感じたものです。

その経験から、私も自然と態度を変えてきたのだと思います。

しかし最近、10年来の部下や新しい部下との会議で、少しフランクなコメントをしたところ、10年来の部下は「久しぶりに見る関西人らしい一面が嬉しい」と反応しました。また、新入社員もフランクな会話を好むと言ってくれました。

これが彼らの本心なのか、社員全体に適用すべきかはまだわかりませんが、もう少しリラックスした態度を見せるべきかもしれません。

少し窮屈な雰囲気を作っていたかもしれないと反省しています。

@dubhunter
「株式会社アジケ」代表取締役。UXとサービスデザインに特化したデザイン会社を経営。過去にスタートアップ複数社のCXO、上場企業のUXフェローを経験。AI時代における人間中心設計デザインが現在の関心領域。社名は「味気ある世の中を創る」理念に基づく。東京本社、福岡拠点で二拠点経営を実践中。 ajike.co.jp