ジャン=フィリップ・ヴィレの「Dérives」を最初に聴いたのは既に20年近く前だと思う。
いい音楽はいい音楽を呼ぶのだろう、長らく音楽から離れてたが、一度聴き出すと次の音楽を求めてしまう。
澤野工房は結構特別なレーベルで、当時(十数年前)、この周辺の人達と音楽を聴く会を吉祥寺のジャズ喫茶でやっていて、若造ながらも参加させてもらい浸っていた頃の音楽だ。
ふと澤野工房のサイトに立ち寄ったらまず最初にジャン=フィリップ・ヴィレのこのアルバムが目に留まった。しかも1曲目は「Dérives」で、視聴した瞬間に落とされた。揺さぶる音楽というのはこういうやつだ。